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第 12 回恵比寿映像祭 地域連携プログラム
遠い時間、近い時間 ーAokid 加藤立 小林エリカ
 
Across the Time Distance -Aokid, Ryu Kato, Erika Kobayashi
 
 
 
 
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小林エリカ
《68 年の後に彼女のポートレートを描こうとする》 
Erika Kobayash 
“TRYING TO DRAW HER PORTRAIT AFTER 68YEARS” 
37min31sec video  2010 
“Your Dear Kitty,”シリーズより 
Courtesy of Yutaka Kikutake Gallery
 
 
 
 
会期:2020 年 2 月 6 日(木)〜2 月 16 日(日)会期中無休
   11:00〜20:00(最終日は17:00まで)
 
会場:AL
   東京都渋谷区恵比寿南 3-7-17  03-5722-9799
   http://www.al-tokyo.jp/
 
入場:500 円(1 ドリンク付き)
   パフォーマンスは別途入場料 1500円(1ドリンク付き)
 
主催:AL|TRAUMARIS
企画:住吉智恵(TRAUMARIS)
 
オープニング:
2 月 7 日(土)18:00~21:00
 
パフォーマンス:
2月10日(月)、2月11日(火祝)、2月14日(金)、2月15日(土)、2月16日(日) このほか会期中断続的に開催予定。 
入場料 1,500 円(1 ドリンク付き)
 
 
 
目に見えないものや声高に語られることのなかった史実に思いをはせることに端を発し、膨大なリサーチを重ねながら、魅力的なフィクションを織り込み、時空を超えて記憶を呼び起こす作品を発表してきた小林エリカ。
些細な事物や意味のない行為の軌跡が残していく「気づき」「おどろき」「美しさ」といった割り切れない感情に、冷静な眼差しと脱力したユーモアでアプローチし、コンセプチュアルで詩的な作品を創作してきた加藤立。
ブレイクダンスで研磨した身体性を生かし、パフォーマンス空間と絵画空間を行き来しながら、 廻転、疾走、スクロールする青春映画のような時間軸で、都市への提案と批評性にあふれた作品 世界を体験させる Aokid。
本展では、それぞれ異なる視点で世界を見つめる3人のアーティストが独自の創作を見せつつ、 弛まず前に進む時間のなかで互いに袖摺り合わせるようにバトンを送る「ライブ・ワーク」の 11 日間を展開します。
 
 
出展作家:
 
小林エリカ  Erika Kobayashi
 
1978 年東京都生まれ。主な著書に小説「トリニティ、トリニティ、トリニティ」、「マダム・キュリーと朝食を」(第 27 回三島賞・第 151 回芥川賞候補作)(共に集英社)、実父とアンネ・フランクの日記をモチーフにしたノンフィクション「親愛なるキティーたちへ」、放射能の科学史を辿るコミック「光の子ども 1~3」(共にリトルモア)など。同時に小説に散りばめられたフィクションとドキュメンタリーの要素が、私的なナラティブと社会のリアリティーの狭間で行き来 する光景を追体験するようなインスタレーション作品を国内外で発表。近年の主な展覧会に 2019 年「話しているのは誰? 現代美術に潜む文学」(国立新美術館)、「His Last Bow」 (Yamamoto Keiko Rochaix、ロンドン)など。
http://erikakobayashi.com/
 
 
加藤立  Ryu Kato
 
1979 年 愛知県生まれ。2003 年 東京芸術大学建築科卒業。主な出展・受賞に、2019 年「ゲンビどこでも企画公募」入選作品《I am a museum》パフォーマンス。2018 年 六本木アートナイト 2018 公募プログラム《夜警》。2017 年個展「A ONE AND A TWO. . .」。2016 年スマートイルミネーション 2016(象の鼻テラス)、SICF PLAY2016(スパイラル)。2015 年 六 本木アートナイト 2015、個展「TODAY」(TRAUMARIS|SPACE)。2014 年 MIDTOWN AWARD 2014 準グランプリ受賞。2012 年 水と土の芸術祭 2012。2011 年 中之条ビエンナーレ 2011 ほか。
http://www.ryukato.com/
 
 
Aokid
 
1988 年東京生まれ。ブレイクダンスチーム廻転忍者として高校生の頃より活躍。東京造形大学デザイン学科映画専攻卒表。在学時よりダンスを中心としながらパフォーマンスやドローイング、 イベントなど様々な方法を用いて時に街をテーマにアクションを重ねる。「架空の街を作る」をコンセプトとした"AokidCity"、代々木公園で様々なジャンルのアーティストとゲリラ的に集ま って実践を見せ合う"どうぶつえん"などのプロジェクトを主催。主な個展やグループ展に、2016 年『ぼくは”偶然のダンス”の上映される街に住んでいる。』(ガーディアンガーデン/東京)、2019 年『思いつきと軽い月』(芸宿/富山)、2018 年 Chim↑Pom『にんげんレストラン』(歌舞伎町 ブックセンター/東京)、2019 年『STAYTUNE/D』(無量/富山)など。2017 年『I ALL YOU WORLD PLAY』、2019 年『地球自由!』(共に横浜/ST スポット)などのソロダンス公演を行 う。第 12 回 1_WALL グラフィックグランプリ受賞。2016 年横浜ダンスコレクションコンペ ティション1審査員賞受賞。https://ninjaaokid16.wixsite.com/aokid
 
 
 
 
 
 
 
第11回恵比寿映像祭 地域連携プログラム企画
The Grateful (to) Dead うつゆみこ 南風食堂 田中麻記子
 
The Grateful (to) Dead —Yumiko Utsu, NANPUSHOKUDO, Makiko Tanaka
 
 
 
 
 
ごっこ天使sspt.jpgうつゆみこ『天使ごっこ』2012年(参考作品)
Yumiko Utsu《Tenshi Gokko》2012 ©Yumiko Utsu
 
 
 
主催:AL|TRAUMARIS
会場:AL (代官山)
企画:住吉智恵(TRAUMARIS) 
会期:2019年2月7日(木)〜2月17日(日)会期中無休
   オープニングレセプション:
    2月8日(金)18:00〜21:00
 
   ライヴパフォーマンス:
     2月15日(金)19:00〜21:30
            ライブ:αAREA
               発電ポールダンス:メガネ
               料理:南風食堂
             入場料:2,500円
              (1ドリンク、小さな1フード付き)
             予約:info@traumaris.jp
 
 
   うつゆみこワークショップ:
    A 2月11日(月祝)12:00〜15:00頃
    B 2月16日(土)12:00〜15:00頃
    参加費:4,500円(+素材購入実費)
       予約:info@traumaris.jp
 
 
 
生きとし生けるもの〈転〉じて、他種の個体が生存するための糧となる。
食べもの〈転〉じて、滋養となり、精となり、ときには創造の源となる。
生の循環として尊ばれてきた、絶え間ない「転調」の営みを軸に、
本展では「食」をテーマとする3人のアーティストを紹介する。
 
うつゆみこの写真の魅力は、スーパーや小売店で買える魚貝や野菜など、生の食材固有の色形や触感を、異形のコンテクストで息づかせる「見立て」の妙だ。実際に店頭で胸のざわめきを覚えた被写体を買い求め、その色や質感を際立たせる背景をデザインし、スケール感を撹乱するオブジェと組み合せる。鮮度を保つため、シンプルなセットを素早く作りこみ、照りや艶を出すライティングを施す。
ヒエロニムス・ボスやヤン・シュヴァンクマイエルの系譜を継ぐその作品世界は、食材が本来の存在理由を一瞬で失い、万物の摂理をも開示してしまうような破壊力をもっている。日常の事物に注ぐ批評眼が毒の効いたエッセンスとなり、仄かに後ろめたい快感を呼び覚ます静物写真に刮目してほしい。
 
料理ユニット・南風食堂は、木のつるで作られた籠のなかで、自己の感覚に向き合いながら白湯や食事を味わいつつ、アーユルヴェーダで3要素(水、火、風)と呼ばれるエネルギーを視覚や聴覚で捉えるインスタレーションを展開する。
食とは、体内に別のエネルギーを取り込み、新しいエネルギーとして変成させていくことだが、人間の野生が失われ、体感に集中する機会が減った現代に「自分以外のものが自分の中に入ってくることを感じられる装置を作りたい」とメンバーの三原寛子は言う。「アーユルヴェーダでは、食べることは体内にある火の神様に供物するという意味があり、敬虔な気持ちで食べるのが良いという教えがあります。食べること=内なる神に仕えること、という感覚を感じさせたい」
 
2013年、フランスに拠点を移した田中麻記子は、それまで探求してきた個人的な幻想風景を一旦離れ、パリでの暮らしのなかで自身の目で見た移民たちの生活と多国籍文化という現実的なモチーフに関心を寄せた。なかでも世界各国の料理や食材との出合いは、くいしんぼうの画家の想像力を大いに刺激する。現在も日々飽くことなく描き続ける水彩ドローイングは、彼女の濃密で甘美な幻想絵画とは別のパラレルワールドに共存し、瑞々しく豊潤な煌めきを纏う。そこでは多様性に満ちた食の王国のフェアリーたちが、それぞれの固有の味や、形の美しさやおもしろさ、文化的背景から生まれた物語を生き生きと繰り広げる。ピエール・エルメ・パリ・ジャポン青山店のシンボル「Macaron Baby」、資生堂「花椿」Web版で連載するアニメーション&コラム『空想ガストロノミー』でも注目される、田中のシグニチャーの1つとなった本シリーズに興味は尽きない。
 
住吉智恵(アートプロデューサー・ライター)
 
 
2003年から2015年にかけて、アートと飲食を結びつける創造環境を目指してきたTRAUMARIS。キッチンスタジオを併設し、音楽・デザイン・アート・食が密接に関わりあうAL。本展は、両者にとって重要で親密なテーマである「食」の可能性を、アーティストの表現を通して表明する好機ともなります。
会期中には、南風食堂と、発電ポールダンサー・メガネによる参加型パフォーマンスを開催します。
また、うつゆみこと共に近所の店で新鮮な魚貝や野菜を選び、セットを設えて撮影するワークショップを2回にわたり開催いたします。
ぜひともメディア、ブログ、SNSなどで広報PRにご協力賜りたく、何とぞよろしくお願い申し上げます。
 
 
日時: 2019年2月7日(木)〜2月17日(日)
    11:00~20:00
会場: AL  〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3-7-17
        TEL:03-5722-9799
入場料: 500円(1ドリンク付き)、イベントは別途入場料あり
休日: 会期中無休
 
お問合せ: sumichiex@gmail.com(TRAUMARIS)
公式サイト:http://www.al-tokyo.jp/
 
恵比寿映像祭2019 地域連携プログラム:
 
 
 
 
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田中麻記子『海からのごちそう』2019 紙に水彩
Makiko Tanaka “Fruits de la mer” Water color on paper 2019
 
 
 
IMG_20190110_174312.jpgのサムネール画像
田中麻記子『あかいみ』2019 紙に水彩
Makiko Tanaka “Fruits rouges”  Water color on paper 2019
 
 
 
 
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南風食堂「オオカミと娘」2012  TRAUMARIS|SPACE  展示風景(参考作品)
 
 
 
 

 

恵比寿映像祭2018地域連携プログラム
 
Out of Sinking - Sayaka Akiyama, Yu Araki, Minami Arai
 
 
 
2018年2月8日(木)〜2月15日(木) 8日間
会場:AL GALLERY(代官山)
企画:住吉智恵(TRAUMARIS)
 
オープニングパーティ:2月9日(金)18:00〜21:00
クロージングイベント:2月15日(木)19:00〜21:00
 
 
TRAUMARISとALは本年も「第10回恵比寿映像祭」(東京都写真美術館主催)地域連携プログラムに企画参加いたします。
映像祭総合テーマ「Mapping the Invisibleインヴィジブル」と緩やかに連動し、目に見えない歴史や人の営み、想念などを、静かに水面に浮かび上がらせ(=Out of Sinking)可視化する試みを続けるアーティスト3名を紹介します。
 
 
 
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秋山さやか『雫』2016年(さいたまトリエンナーレ2016)大宮で出逢ったさまざまな物、いろいろな糸、便箋、封筒、切手 サイズ可変(インスタレーション)
Sayaka Akiyama“DROPS” 2016 (Installation view: Saitama Triennale 2016). A variety of things and threads I encountered in Omiya, letter paper, envelope, stamp. Dimensions variable (Installation)
 
 
 
国内外にて滞在した場所で過ごした足跡や生活を、縫いとりや手紙といった手仕事によって1つのインスタレーションのかたちに綴る作品で知られ、2015年には日産アートアワードにノミネートされたことも記憶に新しい秋山さやか。
本展では、2017年秋のイスラエル滞在中、現地での体験や思いを綴り、ALの看板犬ロペオ(ミニチュアシュナウザー)宛てに送った手紙をもとに、不安定な中東情勢と現地の日常を自身の目で観察したその足跡と思考を浸透させる新作インスタレーションを発表します。
 
 
 
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荒木悠『ANGELO LIVES』2014年, Video installation, HDV / Colour / Sound / 15 mins, Courtesy of the artist and The Container, Tokyo
 
 
 
各国に滞在しながら、物事が伝搬する過程で生じる「誤訳」や「変容」「類似」に着目し、オリジナルの文脈から独自に救い上げた物語を大文字の歴史に編み込んでいく映像作品を制作してきた荒木悠。
今回恵比寿映像祭でも新作上映が決定し、本展ではテーマに寄り添った旧作を展示。2013年タシタ・ディーンのワークショップで制作し、2014年に個展のためバージョンアップした作品『ANGELO LIVES』を上映します。日本にオリーブとキリスト教が伝播した歴史と、洗礼を受けた最初の日本人といわれるアンジロウの伝承を軸に、過去と現代、ドキュメントとフィクションが交錯する詩情とユーモアに満ちた映像作品です。
 
 
 
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荒井美波 谷崎潤一郎『痴人の愛』2017 撮影:sho sato
 
 
 
近代文学の文豪の直筆原稿の筆跡をなめし革に刺した針金によって臨書する「立体写経」ともいえる作品で鮮烈にデビューした荒井美波。
原稿の癖字や筆圧、推敲の履歴を精緻に再現する手作業が、作家たちの狂おしい息づかいと幾重にもレイヤーをもつ人間性や身体性を浮かび上がらせます。TRAUMARISで2014年に都築響一氏推薦による初個展を開催したのち大学院を修了、デザイナーとして企業に勤務しながら自身のペースで創作を続ける荒井の成長にご期待ください。
 
また、恒例となりましたクロージングのパフォーマンスには『千と千尋の神隠し』リン役や主演映画『NOT LONG, AT NIGHT』などで知られ、『渋さ知らズオーケストラでも活躍する歌手・女優の玉井夕海が登場。3作家の出展作品から引き揚げられた言葉による朗読と歌を紡ぎます。
 
 
 
日時:平成30年2月8日(木)〜2月15日(木) 8日間
   11:00-20:00
   オープニングパーティ:2月9日(金)18:00〜21:00
   クロージングイベント:2月15日(木)19:00〜21:00
              出演:玉井夕海(歌手・女優・声優・脚本家)
              入場料:1500円(1drink込)
              予約:info@traumaris.jp
 
 
会場:AL GALLERY(代官山)http://www.al-tokyo.jp/
 
企画:住吉智恵(TRAUMARIS)http://www.traumaris.jp
 
本リリースについてのお問合せ・取材:info@traumaris.jp
 
 
同時開催:
第10回恵比寿映像祭「Mapping the Invisibleインヴィジブル」
2018年2月9日(金)−2月25日(日) 10:00−20:00(最終日18:00まで)
13日(火)、19日(月)をのぞく15日間
東京都写真美術館 / 日仏会館 / ザ・ガーデンルーム / 恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連帯各所
 
 
 
作家プロフィール:
 
秋山さやか Sayaka Akiyama
 
1971年兵庫県生まれ。2001年女子美術大学大学院美術研究科修士課程修了。近年の主な展覧会に「ベルリン—東京」(ベルリン新国立美術館、2006年) 「もずのはや贄」(個展、Joshibi Art Gallery、2014年、上海)、「始発電車を待ちながら」(東京ステーションギャラリー、2012年)、「めぐるめぐる 銀座〜新橋」(メゾンエルメス ショウウインドウ、2015年) 「日産アートアワード2015」(BankART Studio NYK、2015年) 「さいたまトリエンナーレ2016」(市民会館おおみや旧地下食堂、2016年)。主な受賞歴:「フィリップモリスアートアワード2000」(2000年) 「ダイムラー・クライスラーグルーフ アート・スコープ2001」(2001年) 「第二十一回タカシマヤ美術賞」(2010年)
 
 
 
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秋山さやか『雫』2016年(さいたまトリエンナーレ2016)大宮で出逢ったさまざまな物、いろいろな糸、便箋、封筒、切手 サイズ可変(インスタレーション)
 
 
 
荒木悠 Yu Araki
 
1985年生まれ。2007年、ワシントン大学サム・フォックス視覚芸術学部美術学科彫刻専攻卒業。2010年、東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像研究修士課程修了。主な展覧会及び作品上映に、2017年「Bivalvia: Act I|双殻綱:第一幕」(個展、無人島プロダクション)。2016年「複製神殿」(個展、横浜美術館アートギャラリー1)、「岡山芸術交流」出展、2015年「Experimenta: Second Sight」第59回BFIロンドン映画祭、2014年「WRONG TRANSLATION」(The Container)、「MOTHERLANDS」(実家JIKKA、東京)、2013年「Move on Asia: Video Art in Asia 2002 to 2012」(ZKM、ドイツ)、2012年「971 Horses & 4 Zebras: Artist Apply Animation」(テート・モダン、ロンドン)。
 
 
 
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荒木悠『ANGELO LIVES』2014年, Video installation HDV / Colour / Sound / 15 mins, Courtesy of the artist and The Container, Tokyo
 
 
 
 
荒井美波 Minami Arai
 
1990年東京生まれ。2015年武蔵野美術大学大学院修士課程視覚伝達デザインコース修了。展覧会:2014年個展『Trace of Writing』(TRAUMARIS)、神奈川近代文学館『生誕105年 太宰治展』にて太宰治『人間失格』作品展示。2017年個展「行為の軌跡III」(TAV GALLERY)。受賞・活動歴:2011年「木からできたブックカバー」グッドデザイン賞。2012年「平成24年度武蔵野美術大学卒業制作展」優秀賞。2013年「MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD2013」佳作。2014年「平成26年度 武蔵野美術大学大学院修了制作展」優秀賞。2014年 一青窈コンサートツアー『紙重奏』作品提供。2016年 1WALL えぐちりか賞。
個展「Trace of Writing」2013年(TRAUMARIS)
 
 
 
 
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太宰治『人間失格』2012 撮影:遠矢龍太郎

 

 

青山健一 展「ペタペタ」
 
 
 
 
 
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会場:EARTH+ GALLERY
   〒135-0042江東区木場3-18-17 03-3630-1655
 
会期:2017年7月8日(土)〜7月23日(日)
   11:00-19:00(イベント時は22時まで) 月曜休廊
   7月8日(土)18:00〜21:00 オープニング
 
企画:住吉智恵(TRAUMARIS)
 
 
【関連イベント】
 
7 月 16 日 ( 日 ) 18:00 -
The Space Baa ライヴ
出演:不破大輔 ( 渋さ知らズ )、辰巳光英 ( 渋さ知らズ )、jimanica、青山健一
料金:3,000円+1drink order
予約:info@traumaris.jp
 
7 月 22 日 ( 土 ) 18:00 -
山フーズ × 青山健一 ワークショップ
料金:2,500円+2drink order
予約:info@traumaris.jp
 
 
 
世界を股にかけるフリージャズオーケストラ「渋さ知らズ」のメンバーであり、舞台美術家としても活躍する画家・青山健一。TRAUMARISは通称・アオケンこと青山の、2011年、2013年に続く3回目の個展を企画いたします。
会期中は、元・舞踏家のフードアーティスト・山フーズとともに独創的な料理のワークショップが開催されます。また今回も、渋さ知らズオーケストラきっての気っぷのいい男たちが、アオケンの絵の世界に引き寄せられたライヴパフォーマンスを予定しています。
 
 
 
statement
 
 
絵を描きながら、この絵がどのような壁にどのように設置されるのか?をイメージすることがある。
さらに、絵を設置された壁は、どのような建物の壁なのか、その建物はどのような地域に建っていて、その地域はどのような国の〜、と続く。
最終的に、この絵はどのような宇宙に設置されるのか?に行き着く。
なるほど。描き始めてしまった絵は、望まずともこの世界を構成するひとつの部品になるというわけだ。
自分の手によって作られる世界の部品。
それをより深く知るため、一筆ごとに撮影し、ストップモーションアニメーションを作った。
すると絵の表層には現れない色やカタチの衝突が記録されていて、それは大袈裟に言うと火山の噴火で隆起した岩が山になったり、溶け出した氷が海面を上昇させて大地を沈めたりするように見えた。
絵の下には、また別の世界が層になって記録されていた。
ふと、完成した絵にガイコツのステッカーを貼ると、大地の表層アスファルトの上をヒョロヒョロ歩く自分のようだった。
 
青山健一
 
 
 
 
プロフィール:
 
青山健一  美術家
Kenichi Aoyama  Artist
 
 
東京都出身。石川県金沢市在住。
1995年、美術家として活動をはじめる。
既存のギャラリーはもとより、廃ビル、ライブハウス、劇場、屋外公共スペースなど
様々な空間と対峙しながら絵画、映像、インスタレーションなどの作品制作を行う。
 
1997年「渋さ知らズ」に美術、映像メンバーとして参加。
以降、国内ライブや大型音楽フェス、海外ツアーまで全舞台美術制作を担当。
即興性を重視した独自の映像パフォーマンスで様々な表現者とのコラボレーションライブを多数発表。
 
BEAMS T、geewhizなどアパレルへのイラスト提供、書籍装画、絵本、オリジナルアニメーションや近藤良平やスズキ拓朗をはじめとするパフォーマーの舞台美術、映像など様々な活動を展開している。2012年に絵本「あした、せかいが」(文:三角みづ紀/絵:青山健一)を上梓。大地の芸術祭2012、中房総国際芸術祭2014に舞台美術、映像作品で参加。
 
 
 
企画者より
 
 
2011年は、震災後の不安と憤懣の日々、なぜか心に響いた酔いどれ詩人チャールズ・ブコウスキーのぶっきらぼうでやけっぱちな言葉を、青山健一の絵画展に織り込むことを試みた。
2013年は、作家の分身ともいえるガイコツが、清々しいほど荒涼とした風景に「ポツネン」と立ち尽くす、その無欲な 空洞感に訪れる人を迎え入れた。
そして2017年、彼は相も変わらず毎日絵を描き続け、音楽やダンスの朋友たちと舞台を創作している。
本展では、画家の発想は、この世界を構成するひとつの部品であるともいえる自身の絵画から出発し、果てしなくマクロに膨張していった。
絵画の成り立ちを知るため、一筆ごとに描く過程を撮影するストップモーションアニメーションを制作。そこから、ペタペタと絵の具を塗っては画竜点睛のごとく貼り付けるステッカー(のガイコツ)が織りなすレイヤー、ひいては世界の表層と深層との関係性にまで想像を広げながら、あくまで創作の基点は説明不要の現在地に立脚する。かけひきのないこの正直さこそ、青山独自の制作態度といえるだろう。
ここで企画者はあえて曲解して、ふたたびブコウスキーの言葉に立ち返った。
 
政治を信じる人々は
神を信じる人々に似ている。
かれらは曲ったストローで風を吸っている。
『ブコウスキー詩集』より
 
世界の表層から深層へと風が吹き抜けるとき、不透明な政治や権力により捻じ曲げられた規制という後付けの通り道は、時として流れを変え、実相を歪曲させる。表層からは見えない、世界を構成する部品のひとつひとつに、その風は届かない。アスファルトの上でいくら 足腰を鍛えたとしても、世界は息のしづらいままだ。
いまここに必要なのは風が通り抜ける空洞だ。
青山健一の絵画は何も語らないが、その視線は物事の本質に向かってまっすぐに孔を穿つ実直さで、我々の背をそっと押す。
 
 
住吉 智恵 Chie Sumiyoshi
TRAUMARIS アートプロデューサー・ライター
 
 
 
 
 
 
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開催概要
 
■展覧会タイトル 青山健一 展「ペタペタ」
■会場 EARTH+ GALLERY
■会期 7/8(土)~7/23(日)
■休館・休廊日 月曜日
■開館時間 11:00〜19:00(イベント時は22:00まで)
■住所 〒135-0042江東区木場3-18-17
■アクセス 東西線木場駅より徒歩7分、半蔵門線・大江戸線清澄白河駅より徒歩15分
■TEL 03-3630-1655
■ URL http://earth-plus.net/
■ 取材・問合せ:info@traumaris.jp
 
 
参考映像/渋さ知らズのライヴ用に編集されたものです。
 
 
 
 
 

 

IT’S JUST LOVE 
ソフィ・エブラード Sophie Ebrard
 
KG+  KYOTOGRAPHIE サテライトイベント
 
 
フランス人写真家が写真を通して論考する性産業と人々の関係。
ポルノの撮影現場で働く人々の人間性に焦点を当て
その極めて美しくエロティックな様相を明るみに出す。
 
 
 
 

It’s Just Love ©Sophie Ebrard


 

会場
FRANK WORK STUDIO
600-8804 京都市下京区中堂寺前田町9-9

会期
2017年4月15日 ー 5月7日 13:00-19:30
招待日:4月12日、4月13日、4月14日

イベント
アーティスト・トーク
日時:TBA 参加費:¥500

ソフィ・エブラード Sophie Ebrard sophieebrard.com
1976年フランス生まれ、ロンドン、アムステルダムを拠点に活

 
 

 
 
今年も4月15日より、桜の季節の京都で、
「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2017」が開催されます。
TRAUMARISはサテライトエキジビション KG+にて
フランス人女性写真家ソフィ・エブラードの個展
「IT'S JUST LOVE」に広報協力しております。
 
エブラードは4年にわたり世界各地でポルノの撮影に密着し、
出演者たちの親密なやりとりの瞬間と人間性に焦点を当て、
密室の戯れやかけひきを描いたルネサンス絵画のように
詩的で端正な様相を写し出しました。
 
洗練されたシックネス(Chicness)につらぬかれるそのイメージは
作家のアパートと同じ装飾を施した設えのなかで
電話から聴こえる囁きやムーヴィーと共に展示され、
ポルノグラフィの概念に新たな息吹を与えます。
 
アーティスト公式サイト
 
作品について解説するエブラード(動画)
 
会期中のご来場を心よりお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
住吉智恵
アートプロデューサー
TRAUMARIS
 
 
プレスリリースより
 
 
ポルノは現在、世界で最も大きく収益性の高いマーケットの1つだ。しかし、その業界と作品は依然として批判とタブーにさらされている。フランス人写真家ソフィ・エブラード(Sophie Ebrard)は、カメラの前にいる個人個人の人間性を引き出すことで、このビジネスのより軽やかな側面を照らし出す。彼女は4年間にわたり、ポルノ映画の監督ガズマン(Gazzman)を追って、世界中の撮影現場を写真におさめた。
 
結果、そこにはポルノを取り巻く凡庸なイメージも、性的悦楽さえもむしろほんのわずかしか存在しない。 「It's Just Love」は、コンポジションの研究であると同時に、性産業における人間関係の論考でもある。 長時間の撮影の眩い光の中で、私的な瞬間と洗練されたコンポジションを照らし出し、ポルノというジャンルの固定概念を覆す。エブラードの偏見のない視点は彼女の作品をより率直でユニークなものにしている。 
アムステルダムのフォトフェアUnseenにおいて、ロデリック・ファン・デル・リー(元Unseenフォトフェアのディレクター)のキュレーションで2015年にプレミアを迎えた「It's Just Love」。本作は、ポルノやセックス産業とそこにいる人々の関係を写し出す。彼女のとらえた一連のアナログ写真は、業界の明かされていない側面に焦点を当て、極めて詩的で、美しく、人間味のある瞬間を明らかにする。
 
エブラードの偽りのないアプローチによって「It's Just Love」が浮き彫りにしたものは、性産業の外からは見えない内側にある世界を伝える力強い証言ともなる。このシンプルでオーセンティックなシリーズは、現場において撮影の前後に垣間見られる出演者たちのごく普通の日常的なやりとりの瞬間を露出させる。
セックス産業に向けるエブラードの眼差しは既成概念を爽快に打ち破り、率直で、圧倒的な美しさに溢れたルネサンスの絵画を思い起こさせる。
 
「It's Just Love」の撮影において、エブラードは創作のプロセスを対象となる被写体に合わせていく中で、これまでと異なる視点で作品を捉えることとなる。彼女はアナログフィルムを使用して、ただ単に瞬間を捉える行為を超えた、それぞれの瞬間に潜む独自性を掴んでいった。物語を綴るように愛情をもって、エブラードは自身のメッセージを強調し、親密な雰囲気を生み出すインスタレーションをつくり出した。
 
エブラードは写真の技術と共に、空間デザインのアートを駆使し、あらゆる感覚を呼び起こす先鋭的なセッティングによって、ポルノグラフィを捉え、息吹を与えた。テクスチュア豊かな壁紙、優艶な動画、部屋の片隅にあるヴィンテージの電話機からは詩の囁きが聴こえ、全てのディテール、あらゆる音やイメージがそれぞれに独自の意味を放つ。
 
「It's Just Love」は、展覧会という範疇を超えて、私たちが画面上でしか観ることのない世界の奥へと探検する旅となり、性産業の知られざる魅力的な一面に触れる機会となるはずだ。
 
 
開催概要
It's Just Love 
ソフィ・エブラード展 
 
入場料500円
2017年4月15日(土) – 5月7日(日)
13:00 – 19:30
〒600-8804京都府京都市下京区中堂寺前田町9-9 
FRANK WORK STUDIO
 
 
 
 
ソフィ・エブラード (Sophie Ebrard)
 
フレンチ アルプス生まれ。独学で写真家、ディレクターとなる。キャリアの始まりは広告業界の煌びやかな光の中であるが、10年を経た後、それまで築き上げた肩書きを捨て、大胆にも写真への愛を貫く決心をする。初個展は世界的にも著名なアムステルダムのフォトフェア、Unseenにおいてのお披露目となった。写真家本人の私邸を展覧会場とし、「It's Just Love」はメディアからも国際的注目を集めた。
ごく最近では、ソフィの作品はロンドンナシ ョナルポートレートギャラリーに於けるイギリス有数の写真賞である、テイラー・ウェッシング・ポー トレート写真賞(Taylor Wessing Photographic Portrait Prize)の参加作品の一つとなった。
sophieebrard.com
 
 
 
KG+ KYOTOGRAPHIE サテライトイベント
 
KG+は、これから活躍が期待される写真家やキュレーターの発掘と支援を目的に、2013年よりスタートしたアートプロジェクトである。KG+は、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭と連携し、同時期に開催することで、国際的に活躍する写真家やアーティスト、国内外のキュレーター、ギャラリストとの出会いの場と国際的な情報発信の機会を提供する。5回目となる2017年は、Award / Solo Show / Group Show /Special Exhibition /Associated Program の5つから成る写真展プログラムが開催される。国際色豊かなフェスティバルとなる要素として京都から新たな才能を国際的に発信することを目指すと共に、世界を舞台に活躍する意欲ある参加者を広く募集。また、市民参加型のプログラムを実施し、日常的にアートに親しむ状況をつくり出す。京都市内各所で開催する多様な表現が地域と人々をつなげ、新たな交流や発見がうまれることを目指している。
 
 
 
アムステルダム Unseen  フォトフェスティバル
 
Unseenは2012年にアムステルダムのFoam フォトグラフィーミュージアムによって設立された、アムステルダムに拠点を置く国際写真フェアとフェスティバル。 世界各地から53のギャラリーを迎え、未公開の写真作品に焦点を当て、新進のアーティストから、すでに確立された才能まで、幅広い作品を展示する。ヨーロッパにおいて有数の写真祭の1つであり、Unseenはアーティスト、キュレーター、コレクター、写真愛好家が一堂に会するフェアとなっている。 このイベントでは、展覧会のみならず写真に関する講演会等も開催される。

 

 
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

WITCHES  魔女たち
— 伊藤桂司 小町渉 EKKO コラージュ展
 
 
2017年4月8日(土)〜4月23日(日)
会場 EARTH+ GALLERY
企画 住吉智恵(TRAUMARIS)
 
 
 
 
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©Keiji Ito
 
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©Wataru Komachi
 
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©EKKO
 
 
 
開催概要
 
展覧会タイトル:
「魔女たち WITCHES — 伊藤桂司 小町渉 EKKO コラージュ展」
 
会場:EARTH+ GALLERY
   〒135-0042江東区木場3-18-17 03-3630-1655
会期:2017年4月8日(土)〜4月23日(日)
   11:00-19:00 月曜休廊
企画:住吉智恵(TRAUMARIS)
 
 
 
魔女にウサギに変えられた人間社会にユートピアはあるか? 
 
 グリム童話などのおとぎ話に登場する、ヨーロッパの民話にもとづく魔女たちは、妖術を使って人間にまじないをかけ、たちの悪い悪戯を働く。動物に姿を変えられたり、眠りや石に閉じ込められた人間たちは悪人とは限らず、魔女の機嫌をそこねた善人や子どもたちにも魔法の手は及ぶ。民間伝承の中で培われた魔女の像は人間社会に共存し、怒らせると怖い一目置かれた存在だった。
 16世紀、ヨーロッパに広まった魔女狩りでは、善悪二元論にもとづくキリスト教的道徳観によって犠牲者は裁かれた。魔女裁判にかけられた女性には産婆や民間療法士が多かったという。生と死の境目で人を救う知識や技術をもった貧しく孤独な女性たちの数多くが、隣人や教会の密告により処刑された。
 一方、アメリカ初のおとぎ話である「オズの魔法使い」にも、よい魔女と悪い魔女が登場する。原作者ボームは物語の着想を、自身の体験のほか、当時の政治経済からも得たといわれ、19世紀から20世紀にかけてのアメリカ社会の諸問題を解決するユートピアとしてオズの国を描いた。悪い魔女には農民や労働者を魔法にかけて奴隷のように支配する富裕な権力者、よい魔女には市民を理想の国に導く新時代の大統領の姿を重ねた、という説もある。
 そんな「魔女」にまつわるコンテクストを知ったのは最近のことで、当初この展覧会を企画したときは「魔女」を人間社会の規範やモラルに囚われずに生きる孤高の存在と捉えていた。また、最近周囲に増えている、伝統的にウィッチクラフトや白魔術に使われてきた精油や薬草を操る“白い魔女”たちの、憑かれたような自然治癒崇拝も気になっていた。
 悪い魔女もよい魔女も同じように生きづらい現代社会で、強かに、牧歌的に生きられるのは、いっそ動物に変えられて価値観を一転させてしまった人間かもしれない。一度魔法にかけられたなら、それ以上まやかしに惑わされることもない。骨抜きにされ、衆愚に同調することはいとも容易い。
「WITCHES 魔女たち」展では、いずれもポップカルチャーやルーツカルチャーを創作の源泉とし、コラージュを得意とする3人のアーティストが、それぞれにもつ魔女のイメージを発展させる。世界中の魔女たちが集結して馬鹿騒ぎをするといわれる春の祭典、4月30日の「ヴァルプルギスの夜」を迎える季節、彼らが発動する海賊版のユートピアがどう展開されるのか、刮目してほしい。
 
TRAUMARIS 住吉智恵 
アートプロデューサー・ライター
 
 
 
 
作家プロフィール:
 
 
 
伊藤 桂司  Ito  Keiji
 
グラフィックアーティスト。UFG(Unidentified Flying Graphics)Inc. 代表。京都造形芸術大学教授。1958年東京生まれ。広告、書籍、音楽関係のアートディレクション、グラフィックワーク、映像等を中心に幅広く活動する傍ら、独自の世界観をもつコラージュ作品を創作。1999年ニューヨークADCゴールド・アワード。1998/2000年メリット・アワード。コンバース・キャンペーン広告のアートワークにより2001年度東京ADC賞を受賞。雑誌「Numero TOKYO」「SWITCH」「BRUTUS」「流行通信」「casaBRUTUS」「relax」「Cut」等のカバーアート、「Esquire」「Studio Voice」「GQ」、 海外では “SURFACE” “GANZFELD” “FIDGET” “ZOO” “Black Book” “Loyal” 等のグラフィックワーク、 音楽関係では、テイ・トウワ、スチャダラパー、キリンジ、木村カエラ、PES from RIPSLYME、ohana、クラムボン、東京ザヴィヌルバッハ、バッファロー・ドーター、野宮真貴、一青窈、ボニー・ピンク、オレンジ・ペコー、ELT、山弦、宇多田ヒカル、竹村延和、井上陽水+奥田民生、福岡ユタカ、Keal’l Reichel 等のCDジャケットやビデオクリップ、ほかに、NHK教育テレビ番組のセットデザイン、タイトル映像、ブルックリンパーラー博多の店内壁画、COLOR meets GALA = PANTONE® ∞ | SoftBank キャンペーンヴィジュアル、 愛知万博EXPO2005世界公式ポスターのアートワーク、イギリスのクラヴェンデール・キャンペーンヴィジュアル等を手掛ける。
 
 
 
作品集
『MOTORWAY』『FUTURE DAYS』(共に青心社)
『ROOM-GRASS-FOREST』(京都造形芸術大学)
『SUNSHINE GIRL MEETS GRAVITY BOY』(UFB)
『SUPERNATURAL』(ArtJam Contemporary)
『1966 age8 COMPILATIPN』 (UFB)
『New Land 』(UFB)
『ETHNOLOGICAL FORGERY EFFECT』 (UFB)
『SUPER CASSETTE SOUNDS』 (UFB)
『FIZZY JJJAZZ』 (UFB)
『HELLO DAWN』 (UFB)
『LA SUPER GRANDE』(ERECT LAB.)
『Graphic Experiments』※SK8THING氏、石浦克氏(TGB design)、河村康輔氏との共著
『KEIJI ITO × KOMACHI WATARU』(KRAQ / ERECT LAB.)※小町渉氏との共著
など他多数。
 
DVD
「トリビュート・トゥ・テリー・ジョンスン: PILLOW TALKS」(毎日コミュニケーションズ)
CD
「Technique and Picnic Live at Deluxe / Unit_Bath feat. Keiji Ito」
CASSETTE TAPE
「THE PINK PAGES / ADULTS OVER 18 ONLY.」(KRAQ / ERECT LAB.) ※Session: 伊藤桂司 × 小町渉 / Mix: 37A
 
作品が紹介された国外の書籍
「ZOO 09」(PUPLE HOUSE / 2001)
「SPECIAL EFFECTS – A Book About Special Print Effects -」(ALL RIGHTS RESERVED PUBLISHING / 2007)
「AREA 2」(PHAIDON / 2008)
「MUSIKRAPHICS」(VICTION:ARY / 2008)
「1,000 SUPREME CD DESIGNS」(PAGE ONE / 2008)
「PARADISE」(Architectural Association / 2010)
「AA Files」(PAGE ONE / 2011)
「Elephant Magazine」(Frame Publishers / 2011)
など他多数。
 
 
Keiji ITO
 
Graphic artist
Kyoto University of Art and Design, Professor
1958, Born in Tokyo, Japan.
Main works are painting, art direction and art work for advertisement, book, music CD sleeve, video clip, etc.
NY ADC Gold awards 1999 by art works for “BIG MAGAZINE”, Merit awards 1998 by art works for “T. C. K.” and also 2000 by a book design of Rebecca Brown “Folie a Deux”. Tokyo ADC awards 2001 by art works for “Converse” press campaign. EXPO 2005 official posters are his recently work. Cover art works in Japanese magazine for__“Numero TOKYO” “SWITCH” “BRUTUS” “Ryukotsushin” “casaBRUTUS” “relax” “Cut”, other graphical works for “Esquire” “Studio Voice” “GQ” etc. In foreign magazine for__“SURFACE” “GANZFELD” “FIDGET” “ZOO” “Black Book” “Loyal” etc.
Art direction or art work of music CD sleeve and video clip for__
Towa Tei, Schadaraparr, Kirinji, Kaela Kimura, PES from RIPSLYME, Ohana, Clammbon, Tokyo Zawinul Bach, Buffalo Daughter, Maki Nomiya, Yo Hitoto, BONNIE PINK, Orange Pekoe, ELT,Yamagen, Hikaru Utada, Nobukazu Takemura, Keal’l Reichel,Inoue Yosui +Okuda Tamio, Yutaka Fukuoka, etc.
Art direction or art work of advertising and others __
Studio set for NHK TV program, Instore wall paint for Brooklyn Parlor HAKATA, Campaigne visual for COLOR meets GALA = PANTONE® ∞ | SoftBank, EXPO2005 world official poster, Campaigne visual for Cravendale UK.
 
Book list
“MOTORWAY”, “FUTURE DAYS” (Seishin-sha)
“ROOM-GRASS-FOREST” (Kyoto University of Art and Design)
“SUNSHINE GIRL MEETS GRAVITY BOY” (UFB)
“1966 age8 COMPILATIPN” (UFB)
“New Land “(UFB)
“ETHNOLOGICAL FORGERY EFFECT” (UFB)
“SUPER CASSETTE SOUNDS” (UFB)
“LA SUPER GRANDE” (ERECT LAB.)
“Graphic Experiments” Joint work with SK8THING、Masaru Ishiura (TGB design)、Kosuke Kawamura.
“KEIJI ITO × KOMACHI WATARU” (KRAQ / ERECT LAB.)  Joint work with Wataru Komachi.
or some others.
 
DVD
“A Tribute to Terry Johnson ; PILLOW TALKS”
 
CD
“Technique and Picnic Live at Deluxe / Unit_Bath feat. Keiji Ito”
 
CASSETTE TAPE “THE PINK PAGES / ADULTS OVER 18 ONLY.” (KRAQ / ERECT LAB.) Session : Keiji Ito & Watary Komachi / mix: 37A
 
The book which some works appeared in__
“ZOO 09″ (PUPLE HOUSE / 2001)
“SPECIAL EFFECTS – A Book about Special Print Effects -” (ALL RIGHTS RESERVED PUBLISHING / 2007)
“AREA 2″ (PHAIDON / 2008)
“MUSIKRAPHICS” (VICTION:ARY / 2008)
“1,000 SUPREME CD DESIGNS” (PAGE ONE / 2008)
“PARADISE” (O2 Culture Creative / 2010)
“AA Files – issue 62″ (O2 Culture Creative / 2011)
“Elephant Magazine – issue 6″ (O2 Culture Creative / 2011)
or some others .
 
展覧会
2016
個展「EROTICON TOKYO」(hpgrp GALLERY TOKYO)
伊藤桂司 × 佐藤ブライアン勝彦 「Alligatoo Boogaloo アリガトーブーガルー」(手と花)
2015
個展「EROTICON」(山梨 GALLERY TRAX)
「Here is Zine TOKYO」ENLIGHTENMENTキュレーション(TOKYO CULTURE ART by BEAMS)
「伊藤桂司 x 小町渉 展 / Keiji Ito X Wataru Komachi Exhibition」(渋谷(PLACE)by method)
2014
「ART STAGE SINGAPORE 2014」(シンガポール Marina Bay Sands)
「佐藤直樹と伊藤桂司の反展」 (原宿 Tambourin Gallery)
「Here is Zine TOKYO × BANGKOK」ENLIGHTENMENTキュレーション(TOKYO CULTURE ART by BEAMS)
PULP presents グループ展 「PENG!」(恵比寿 KATA)
個展「コは切貼 (コラージュ)のコ / C IS FOR COLLAGE」 (神田 TETOKA)
2013
「KISS THE HEART #2」(伊勢丹新宿店 他)
「Here is Zine TOKYO」ENLIGHTENMENTキュレーション(TOKYO CULTURE ART by BEAMS)
「シブパル展。」(渋谷 PARCO MUSEUM) ※田名網敬一氏とのコラボレーション
「20th anniversary TRAX Collection “I Sing the Body Electric 歌おう、感電するほどの喜びを”」(山梨 GALLERY TRAX)
「田名網敬一 Tanaami Tee × 100」(代官山 GALLERY SPEAK FOR) ※田名網敬一氏、河村康輔氏とのコラボレーション
「Buffalo Daughter × 伊藤桂司 × 河村康輔」(渋谷 UPLINK)
「NeoSilk PRINT展」(TOKYO CULTURE ART by BEAMS)
「ロバミュージアム2013」(原宿 Tambourin Gallery)
PULP presents グループ展 「PENG!」(大阪 PULP)
「アート台北2013」 (台北 世界貿易センター1館)
「おっぱい展」(千駄ヶ谷 ディクショナリー倶楽部)
2012
グループ展「MACHBEAT EXHIBITION」(原宿 BA-TSU ART GALLERY / 福岡 Konya Gallery)
「I LOVE GREEN展 〜いろんなタネをまこう〜」(鎌倉 食堂COBAKABA)
「Here is Zine TOKYO」ENLIGHTENMENTキュレーション(TOKYO CULTURE ART by BEAMS)
「SONICART2012」(幕張メッセ)
「A TRIBUTE TO PENGUIN CAFE」(港区白金 Coolie’s Creek)
「レゴブロックで作った世界遺産展 PART3」(渋谷パルコ・パート1 パルコ・ミュージアム)
「TOKYO FRONTLINE 2013 PREVIEW」(渋谷ヒカリエ CUBE 1, 2, 3)
2011
「ジャケ買いのビガク 誘惑するジャケットデザイン」(三軒茶屋 生活工房ギャラリー)
個展「PRINTED MATTER」(代官山 GALLERY SPEAK FOR)
グループ展「AFTER 311」(六本木 hiromi yoshii Gallery)
「Here is ZINE Tokyo」ENLIGHTENMENTキュレーション (原宿 Tokyo Culture Art by Beams)
「LOVE FOR NIPPON」(渋谷 PARCO part.1 PARCO FACTORY)
浅草橋天才算数塾キュレーション「SMARTなこけし展」(原宿 TOKYO CULTURE ART by BEAMS)
Enlightenment監修「NIPPON ZINE」(銀座 ニコラス・G・ハイエックセンター・シテ・ドゥ・タン・ギンザ)
MJG2011実行委員会主催「MUSIC GALLERY 2011」(新宿 高島屋)
バタフライ・ストローク・インク主催 東北復興支援「赤べこプロジェクト」展(勝どき @btf)
TIS事務局主催「SMILE展」(銀座 クリエイションギャラリーg8)
「I SING THE BODY ELECTRIC」(鹿児島 GOOD NEIGHBORS)
「Here is ZINE Tokyo」ENLIGHTENMENTキュレーション(原宿 TOKYO CULTURE ART by BEAMS)
生活工房主催「100年あとの世田谷」(三軒茶屋 生活工房ギャラリー)
「LA SUPER GRANDE 発売記念プレイベント」(代官山 蔦屋書店)
2009
個展「TURN ON, TUNE IN, CUT OUT!」(青山 ギャラリー360°)個展
「SUPERNATURAL」(恵比寿 ArtJam Contemporary)※2カ所同時開催
2007
“MUSIC GRAFFITI” (原宿 Omote Sando Hills SPACE O)
2006
O JUN、田名網敬一との3人展「エロメ Ero-me -性愛のデフォルメ-」(京都 ARTZONE)
2005
グループ展「PSIONIC DISTORTION」(ニューヨーク Plum Blossoms Gallery)
後藤繁雄との2人展「ECSTATIC PIECE K/G 2005」(京橋 ギャラリープンクトゥム、京都 ARTZONE)を開催
個展「SUNSHINE GIRL MEETS GRAVITY BOY」(青山 ギャラリー360°)
2004
谷口広樹、ヒロ杉山との3人展(ギンザグラフィックギャラリー)
サンフランシスコ、ニューヨークでのグループ展「BLIND PILOTS」参加
個展「24 JAZZ FUNK GREATS」(ストックホルム BUKOWSKIS)
「KITTY EX.展」(六本木 森美術館)参加
2003
個展「FUTURE DAYS」(原宿 rocket、大阪 graf media gm)
2002
個展「FAR FAR AWAY」(幕張 CANON DIGITAL ART GALLERY)
「TOKYO ART JUNGLE」(東京国際フォーラム)
「URBAN LENZ展」(TNプローブ)参加
2001
『Active Wire』(ソウル Haja Center)
『Buzz Club-News from Japan』(ニューヨーク P.S.1MoMA)参加
「VERSUS EXHIBITION KEIJI ITO VS NAMAIKI」(渋谷 パルコスクエア7、中目黒 depot)参加
1999
個展『MOTORWAY』(青山 ギャラリー360°)
ジェフリー・フルビマーリとの2人展「TOGETHER」(CWCギャラリー)
ロッテルダム映画祭にて「MOTORWAY」の映像作品“Speed and Silence”を上映
1996
個展「LANDSCAPE AND FLOWERS」(渋谷パルコギャラリー)大阪、福岡に巡回
1995
「クローズアップ オブ ジャパン展」参加(サンパウロ美術館、ギンザ・グラフィック・ギャラリー)
1993
「第1回テルアビブ国際ポスター展」横尾忠則推薦による共同出品(テルアビブ美術館)
1991
「IMAGINARIA92 _ NIPPON GRAPHIC FRONT」参加(イタリア リナシェンテ)
 
2016
Solo exhibition“EROTICON TOKYO”(hpgrp GALLERY TOKYO)
 “Alligatoo Boogaloo” with Brian Katsuhiko Sato(tetoka)
2015
Solo Exhibition “EROTICON” (Yamanashi GALLERY TRAX)
Curation: Enlightenment “Here is Zine TOKYO” (TOKYO CULTURE ART by BEAMS)
“Keiji Ito X Wataru Komachi Exhibition” (Shibuya (PLACE) by method)
2014
“ART STAGE SINGAPORE 2014″ (Singapore Marina Bay Sands)
“Naoki Sato × Keiji Ito – Hanten” (Harajuku Tambourin Gallery)
Curation: Enlightenment “Here is Zine TOKYO × BANGKOK” (TOKYO CULTURE ART by BEAMS)
PULP presents “PENG!” (Ebisu KATA)
Solo Exhibition “C IS FOR COLLAGE” (Kanda TETOKA)
2013
“KISS THE HEART #2″ (Isetan Shinjuku Store and more)
Curation: Enlightenment “Here is Zine TOKYO”  (TOKYO CULTURE ART by BEAMS)
Exhibition “Shibuparu” (Shibuya PARCO MUSEUM) Collaboration with Keiichi Tanaami
20th anniversary TRAX Collection “I Sing the Body Electric” (Yamanashi GALLERY TRAX)
“Keiichi Tanaami / Tanaami Tee × 100″ (Daikanyama GALLERY SPEAK FOR) Collaboration with Keiichi Tanaami and Kosuke Kawamura
“Buffalo Daughter × Keiji Ito × Kosuke Kawamura” (Shibuya UPLINK)
“NeoSilk PRINT” (TOKYO CULTURE ART by BEAMS)
“Roba Museum 2013” (Harajuku Tambourin Gallery)
PULP presents “PENG!” (Osaka PULP)
“Art Taipei 2013″ (Taipei TAITRA 1F)
Exhibition “Oppai” (Sendagaya Club Dictionary)
2012
Group Exhibition “MACHBEAT EXHIBITION” (Harajuku BA-TSU Gakkery / Fukuoka Konya Gallery)
“I LOVE GREEN -Let’s sow various-” (Kamakura Dining COBAKABA)
Curation: Enlightenment “Here is Zine TOKYO” (Tokyo Culture Art by Beams)
“SONICART2012″ (Makuhari Messe)
“A TRIBUTE TO PENGUIN CAFE” (Minato-ku Shirogane Coolie’s Creek)
“WORLD HERITAGE EXHIBIT BUILT WITH LEGO BRICK PART3″ (Shibuya Parco Museum)
“TOKYO FRONTLINE 2013 PREVIEW” (Shibuya Hikarie CUBE 1, 2, 3)
2011
“Aesthetics for buying jacket Exhibition” (Sangen-chaya Lifestyle Design Center Gallery)Solo Exhibition “Printed Matter” (Daikanyama Gallery Speak For)
“After 311″ (Roppongi hiromi yoshii Gallery)
“Here is ZINE TOKYO” (Harajuku Tokyo Culture Art by Beams)
“Love for Nippon” (Shibuya Parco Factory)
Curation: Asakusa Tensai Sansu-juku “SMART na Kokeshi” (Harajuku Tokyo Culture Art by Beams)
Supervision: Enlightenment “NIPPON ZINE” (Ginza Nicolas G. Hayek Center Cité du Temps Ginza)
Sponsorship: MJG2011 Executive Committee “MUSIC GALLERY 2011″ (Shinjuku Takashimaya)
Sponsorship: butterfly・stroke inc. “Akabeko Project for the Great East Japan Earthquake” (Kachidoki @btf)
Sponsorship: Tokyo Illustrators Society “Smile Exhibition” (Ginza Creation Gallery g8)
Solo Exhibition “I Sing The Body Electric” (Kagoshima GOOD NEIGHBORS)
Curation: Enlightenment “Here is ZINE Tokyo part 4″ (Harajuku Tokyo Culture Art by Beams)
Supervision: Sangen-chaya Lifestyle Design Center “Setagaya after 100 years” (Sangen-chaya Lifestyle Design Center Gallery)
“LA SUPER GRANDE launch event” (Daikanyama Tsutaya Books)
2009
Solo Exhibition “TURN ON, TUNE IN, CUT OUT!” (Aoyama Gallery 360°)
and also at same time,“SUPERNATURAL” (ArtJam Contemporary)
2007
“MUSIC GRAFFITI” (Omote Sando Hills)
2006
“Ero-me” with O JUN、Keiichi Tanaami (Kyoto ARTZONE)
2005
Solo Exhibition “Sunshine Girl Meets Gravity Boy” (Aoyama Gallery 360°)”Psionic Distortion” (NYC Plum Blossoms Gallery, USA)
“Ecstatic Piece K/G 2005″ with Shigeo Goto (Punctum Photo+Graphix Tokyo / Kyoto Art Zone)
2004
Solo Exhibition “24 Jazz Funk Greats” (Stockholm Bukowskis, Sweden)
“Illustration Viewer 1″ with Hiroki Taniguchi, Hiro Sugiyama (Ginza Graphic Gallery)
“Blind Pilots” (SF/NYC .USA)
“Kitty Ex.” (Mori Museum)
2003
Solo Exhibition “Future Days” (Hrajuku Rocket / Osaka graf media gm)
2002
“Far Far Away” (Makuhari Canon Digital Art Gllery)
“Tokyo Art Jungle” (Tokyo International Forum)
“Urban Lenz” (TN Prove)
2001
“Active Wire” (Haja Center, Korea)
“Buzz Club-News from Tokyo” (P.S.1/ MoMA , NYC. USA)
“Versus Exhibition Keiji Ito VS Namaiki” with Namaiki (Shibuya Parco square7 / Nakameguro Depot)
1999
Solo Exhibition “Motorway” (Aoyama Gallery 360°)
“Together” with Jeffrey Fulvimari (Daikanyama CWC the gallery)
“Motorway – Speed and Silence Version” (Rotterdam Cinema Festival, Holland)
1996 
Solo Exhibition “Landscape and Flowers”(Shibuya Parco Gallery)
1995 
“Close-up of Japan Exhibition” (San Paulo Art Museum, Brazil)
1993 
“Tel Aviv International Poster Exhibition” (Tel Aviv Art Museum, Israel)
1991 
“Imaginaria92- Nippon Graphic Front” (Rinascente, Italy)
 
 
 
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©Keiji Ito
 
 
小町 渉 Komachi Wataru
 
 
東京都出身。アーティスト。コラージュ作品がアート蒐集家としても著名な米俳優/映画監督デニス.ホッパーの所蔵作品となり それを機に本格的にアーティスト活動を開始。アパレルブランド「 CHRISTOPHE LEMAIRE / クリストフ.ルメール 」とのコラボレーション展示をパリにて開催。以降 パリ/セレクトショップ「 colette コレット 」展示、パリ/老舗デパート「 Le Bon Marché / ル.ボンマルシェ リーブ.ゴーシュ 」Collections Particulieres 展 参加、ミュージシャン「 BECK / ベック 」ヨーロッパツアーオフィシャル T-shirts デザイン、ロンドン/セレクトショップ「 THE PINEAL EYE /ザ.パイナルアイ 」展示等の活動により欧米にて高い評価を得る。国内に於いても2005年 日本の伝統的な絵付手法によるリメイド花瓶 ( HAVE A NICE DAY ! FOREVER ) 発表。第1回 「 DESIGNTIDE Tokyo ベストトーキョーデザイン 」を 受賞する。2006年 東京/インテリアショップ「 CIBONE / シボネ 」個展。2008年 東京/松屋銀座デパート全館を使用したコラボレーション 「 松屋銀座 x 小町渉 ギンザリミックス 」開催。2009年 日本メンズファッション協会MFU第6回 「 べストデヴュタント賞 」受賞。2010年 英/ラグジュアリーブランド 「 ALFRED DUNHILL / アルフレッド.ダンヒル 」ロンドン.上海.香港.東京 4都市各国ダンヒル選出アーティストによるコラボレーション展示の東京アーティストに選出される。2012年 米/老舗ラグジュアリーブランド 「 COACH / コーチ 」主催 チャリティプロジェクト参加。2012年 クリアエディションより写真作品集「 A WHITER SHADE OF PALE 」刊行。近年では2015年 アパレルブランド「 HYSTERIC GLAMOUR / ヒステリックグラマー 」とのコラボレーションプロジェクトを行う。2017年 ガールズバンド「 SCANDAL /スキャンダル 」ベストアルバム ( SCANDAL ) のアルバムカヴァーアートを行う。ジャンルの枠にとらわれない独自の活動スタイルは国内外にて高く評価されている。
 
 
 
主な個展
2016年 (PLACE) by method ( 東京 )
2015年 表参道ヒルズ スペース オー ( 東京 )SHOWCASE “stands”
2015年 VOILLD ( 東京 )
2015年 (PLACE) by method ( 東京 )伊藤桂司 x 小町渉 2人展
2012年 クリアエディション&ギャラリー ( 東京 )
2012年 TRAUMARIS|SPACE ( 東京 )
2011年 ギャラリーアガサヘリオン ( パリ )
URBANITY 展 With / VLP (Vive La Peinture),Psyckoze,Le Cyklop
2010年 ROCKET ( 東京 )
2009年 トーキョーヒップスターズクラブ ( 東京 )
2008年 カーム アンド パンク ギャラリー ( 東京 )
2006年 シボネ青山 ( 東京 )
2005年 ザ.パイナルアイ ( ロンドン )
2001年 ザ.パイナルアイ ( ロンドン )
2001年 スピークフォービル代官山特設会場 ( 東京 )
2001年 ル.ボンマルシェ.リーブ.ゴーシュデパートメント ( パリ )
Exposition Collections Particulieres 展 With/ Karl Lagerfeld,Isabel Marant,Christophe Lemaire,etc
2000年 クリストフ.ルメール ( パリ )
Wataru Komachi @Christophe Lemaire
2000年 コレット ( パリ )
La Plages展 With / Julie verhoeven,Trevor appleson,Claudio cassano,Felix larher,Marlene marino
2000年 ザ.ディープ ( 東京 )
 
E v e n t 展 示
2016年 HILLS ZINE MARKET @ 六本木ヒルズA/Dスペース ( 東京 )
2016年 日本発アナログ合体家電(大ラジカセ展 )
@ 池袋PARCO パルコミュージアム&梅田LOFT ロフトフォーラム ( 東京.大阪 )
2016年 AXIS フォトマルシェ 3 @ 六本木AXIS ギャラリー ( 東京 )
2015年 Here is ZINE tokyo 10 @ トーキョー カルチャート by ビームス ( 東京 )
2015年 マウンテンモーニング ‘ WHITE ‘ INSTALLATION by Fumiko Sakuhara @代官山T-SITE GARDEN GALLERY ( 東京 )
2015年 LAILA TOKIO & 7×7 ( 東京 )
2014年 22/TwentyTwo ( シンガポール )
2013年 ドンペリニヨン主催 ( DomPerignon Dark Night-Limited Gallery Vol.3 Wataru Komachi ) @ IDOL Tokyo ( 東京 )
2012年 かんさい椅子なう @ 京都アサヒビール大山崎山荘美術館 ( 京都 )
2011年 Dear Japan, We Love You 3.11 Project @ OPENHOUSE Gallery ( ニューヨーク )東日本大震災チャリティプロジェクト. Foundation World Inc.
2010年 Alfred Dunhill LOCAL ARTIST COLLABORATION @ アルフレッドダンヒル銀座 ( 東京 )
2010年 小町渉 meets 谷岡ヤスジ /アサーッ!Let’s Do It Again 展 ( 東京 )
2010年 LONDON CALLING Tokyo 展 ( 東京 ) LondonCallingProject & 英 Ray Lowry財団
2010年 アートフェア東京
2009年 DESIGN TIDE TOKYO2009 ( 東京 )
2008年 OAKLEY オークリーストア原宿 ( 東京 )
2008年 モレスキン( MY OASIS IN TOKYO EXHIBITION 2008 ) @ MoMA デザインストアジャパン ( 東京 )
2007年 FROM TOKYO @ 国立新美術館ミュージアムショップ スーベニアフロムトーキョーSFT GALLERY ( 東京 )
2005年 H.P.FRANC BIJOUX 丸の内ビルディング店 ( 東京 )
2005年 DESIGN TIDE TOKYO2005 ( 東京 )
2005年 MY MOLESKINE 2005 ( 東京 )
2002年 LACOSTE 12.12プロジェクト ( 東京 )
 
受 賞 歴
2009年 日本メンズファッション協会MFU 第6回ベストデビュタント賞 受賞
2005年 DESIGNTIDE 第1回 BEST TOKYO DESIGN 受賞
 
レ ク チ ャ ー
2015年 『京都精華大学 公開講座ガーデン』小町渉コラージュ講座
2011年『BEST-DEBUTANTE EDUCATION PROGRAM No.1』
千駄ヶ谷日本デザイン専門学校 日本メンズファッション協会MFU 主催
 
刊 行 物
2016年 ZINE/Nuts Return 発行SelfPublication
2016年 ZINE/Tonight 発行SelfPublication
2016年 SHOW CASE “Stands” 図録 発行SHOWCASE
2015年 KEIJI ITO x WATARU KOMACHI/伊藤桂司 X 小町渉 発行ERECT MAGAZINE
2012年 A WHITER SHADE OF PALE/WATARU KOMACHI 発行クリアエディション
2010年 S-des GALLERY COLLECTION 図録 発行ソニー デジタルエンタテインメント サービス
2010年 ROCKET02 発行CAP+RCKT/Rocket Company*
2009年 TOKYO EDIT 発行CAP+RCKT/Rocket Company*
2008年 TOUCH OF DESIGN 発行la vie v bian ji bu 台湾
2007年 DESIGNER’S DESIGN 発行publishing antique collectors club ltd.illustrated edition.UK
2005年 DESIGNTIDE A Message from Tokyo 図録 発行デザインタイド実行委員会
2001年 EXPOSITION COLLECTIONS PARTICULIERES 図録 発行ル.ボンマルシェ.リーブ.ゴーシュ デパートメント.フランス
 
W a t a r u K o m a c h i
 
Artist
Born in Tokyo.
Started to work as an artist since when Hollywood actor, a film director and art collector DENNIS HOPPER collected his collages and  encouraged him to do the creation in earnest.
Later, his works were exhibited in COLLETE in collaboration with CHRISTOPHE LEMAIRE, also in the exhibition at Le Bon Marché Rive Gauche. Participated BECK’s European tour for t-shirt design.
Collaborated with ALFRED DUNHILL, COACH, HYSTERIC GRAMOUR and more. Awarded the 2009 Best debutant by the Japan men’s fashion Unity, and 2005 Best Tokyo Design by the Designtide tokyo commission. The works is wide range of expression are very topicality and wit, at the world level has earned high praise.
 
S o l o E x h i b i t i o n s
 
2016.(PLACE) by method (tokyo) “New Nostalgia”
2015.Voilld (tokyo) “KamoRiver Runs Through It”
2012.TRAUMARIS|SPACE (tokyo)  “Very Sticky Fingers”
      Clear Edition & Gallery (tokyo) “A Whiter Shade Of Pale”
2008.Calm&Punk Gallery (tokyo) “Fuck Forever”
2005.The Pineal Eye (london) “God Save The Kate ”
2001.The Pineal Eye (london) “Shake Out The Ghost”
2000.Christophe Lemaire (paris)“Wataru Komachi @Christophe Lemaire”
2000.THE Deep Gallery (tokyo) supported by E&Y
 
S e l e c t e d g r o u p E x h i b i t i o n s
 
2015.Omote Sando Hills.SPACE O (tokyo) “Showcase/Stands” Group Show
2015.(PLACE) by method (tokyo)
“Keiji Ito x Wataru Komachi” with Keiji Ito
2011.Galerie Agathe Helion (paris)
“Urbanity” Group Show with VLP (Vive La Peinture),Psyckoze,Le Cyklop
2001.Le Bon Marché Rive Gauche Department (paris) “Exposition Collections Particulieres” group show/with Karl Lagerfeld,
Isabel Marant,Christophe Lemaire,etc
2000.Colette(paris)“La Plages” group show/with Julie verhoeven,Trevor appleson, Claudio cassano,Felix larher,Marlene marino
 
S e l e c t e d p r o j e c t s
 
2015 Hysteric Glamour collaboration *Japanese Apparel Brand
2013 DomPerignon project Dark Night-Limited Gallery Vol.3 Wataru Komachi MHD.
2012 COACH project
(Tastemaker DuffleProject) Coach Japan LLC.
2011 3.11 Project Present ( Dear Japan, We Love You)
atOPENHOUSE Gallery New York Foundation World Inc.
2011 Love For Nippon project Abahouse International Co.
2010 Alfred Dunhill collaboration
(Alfred DUNHILL LocalArtist Collaboration) Richemont Japan Limited/
2010 Levi’s® Forever Blue project LEVI STRAUSS Japan K.K./
2008 Matsuya GINZA department collaboration(Ginza Remix) Matsuya Co., Ltd.
2002 LACOSTE 12.12 Project.
 
A w a r d
 
2005.DesignTideTokyo”Best Tokyo Design”
2009.JapanMensFashionUnity.MFU”Best Debutant Artist Of The Year”
 
P u b l i c a t i o n s
 
Show Case “Stands” Catalog published ShowCase 2016 Japan
Keiji Ito X Wataru Komachi *Collaboration Works published Erect Magazine 2015 Japan
A Whiter Shade Of Pale by wataru komachi published Clear Edition inc 2012 Japan
S-des Gallery Collection published Sony Digital Entertainment 2010 Japan
Rocket 02 published CAP+RCKT/Rocket Company* 2010 Japan
Tokyo Edit published CAP+RCKT/Rocket Company* 2009 Japan
Touch Of Design published la vie v bian ji bu 2008 Taiwan
Designer’s Design publishing antique collectors club ltd.illustrated edition 2007 UK
DesignTide a Message from Tokyo published DesignTide committee 2005 Japan
Exposition Collections Particulieres published Le Bon Marché Rive Gauche 2001 France
 
 
 
image1 (1).jpeg
©Wataru Komachi
 
 
 
EKKO (Etsuko Shirakawa) :
 
 
1982年生まれ 
2007年 東京芸術大学大学院絵画科版画専攻修了
2005年 東京芸術大学美術学部絵画科油画卒業
 
 
個展 
2016  "Chase The Ghost!" オヨヨ書林 / 金沢
2016  "Great Mountain Remember Me" ホホホ座 / 京都
2015  "UN DIA" / TRAUMARIS SPACE 
    http://traumaris.jp/space/2015/04/57-ekko-un-dia.html
2013  “SHOW ME THE WAY TO GO HOME” / 実家JIKKA
2010  "Cellar Dweller" / Lamp harajuku gallery
2009  "瓦礫の山、乾いた街" / 六本木ヒルズアート&デザインストア スペース A + D
 
グループ展
2016 "芸大 x EXPO展" / アンティークショップ EXPO
2013 "ダイチュウショー 最近の抽象" / 府中市美術館市民ギャラリー 
2013  "THE NUMBER OF THE BEAST" / galeria de muerte 
2012  "chocolats Des Fuchu" / LOOP HOLE
2012  "YOU LOVE US.” / BEAMS T Harajuku 
2012  "Nuclear Summer"  / galeria de muerte
2012  "入る旅人 出る旅人" / 東京くりから堂、新宿眼下画廊
2012  "My Daily Necessities" / invade3
2011  "シブカル祭。" / パルコミュージアム
2011  "LUMINE MEETS ART"/ ルミネ新宿
2011  "モンブランアートパトロネージインジャパン 2011" / モンブラン銀座本店
2011  "CHOCOLATS DES FUCHU ~デルトロ府人のレシピ~"/ LOOP HOLE
2010  2人展 "Laurent Impeduglia (Bel) vs EKKO (Jpn)" / galeria de muerte
2010  "ChocolatーDel Toro 府中"/ LOOP HOLE
2008  3人展 "gilrs vol.1" / galeria de muerte
2008   "コバルトブルーを追いかけて" / ZENSHI
2008  3人展 "woodcut 姉妹" / 文房堂 ギャラリー
2008  "bizarre bazaar"/ galeria de muerte
2006  3人展 "open the door" / ギャラリー ES
 
アートフェア
2012 SUPER MARKET / Stockholm
2009 ZONA MACO / Mexico 
 
Window display
2015  "SWEET CHRISTMAS TIME" / TROPE 三軒茶屋
2012  "SWEDEKKO" / Usagi pour toi 原宿
2011  "Walpurgis Night" / Usagi pour toi 原宿
2011  "LUMINE MEETS ART"/ ルミネ新宿
2011  "Voyage" / H.P.DECO 二子玉川
2010  "Raise Your Flag" /  H.P.FRANCE BIJOUX 表参道 for Aosando Art Fair
 
2013-2014  アート&フードイベント"SUN SUN BOATCABIN" 企画
http://sunsunboat.blogspot.jp/
  
born in 1982 in Osaka, and grew up in Tokyo. 
EKKO makes paintings, drawings, prints, and paper sculptures.
Most of her works means metaphor of  "Nation", "World", "Nature".
 
Exhibitions:
 
Solo show
2016  "Chase The Ghost!" Oyoyo-Shorin(second hand book store) / Kanazawa
2016  "Great Mountain Remember Me" Hohoho-Za (book store) / Kyoto
2015  "UN DIA" / TRAUMARIS SPACE
2013  "SHOW ME THE WAY TO GO HOME" / JIKKA
2010  "Cellar Dweller" / Lamp harajuku
2009  "pile of rubble, arid town" / Roppongi hills art&design store spacce A + D
 
Group show
2016 "Geidai x EXPO" / EXPO(antique shop)
2013 "DAI CHU SHOW -Abstract Now-" / Citizen's gallery of Fuchu Art Museum 
2013  "THE NUMBER OF THE BEAST" / galeria de muerte
2012 "chocolats Des Fuchu" / LOOP HOLE
2012  "YOU LOVE US.” / BEAMS T Harajuku 
2012  "Nuclear Summer"  / galeria de muerte
2012  "Voyage in Voyage out" / Tokyo Kurikarado, Shinjukugankagarou
2012  "My Daily Necessities" / invade3
2011  "Shibukaru matsuri" / PARCO MUSEUM
2011  "LUMINE MEETS ART"/ Lumine Shinjuku
2011  "Montblanc Art Patronage in Japan 2011" / Montblanc GINZA
2011  "CHOCOLATS DES FUCHU"/ LOOP HOLE
2010  2 person show "Laurent Impeduglia vs EKKO" / galeria de muerte
2010  "ChocolatーDel Toro Fuchu"/ LOOP HOLE
2008 Three person show "gilrs vol.1" / galeria de muerte
2008  "cabalt blue wo oikakete (chase the cobalt blue)" / ZENSHI
2008 Three person show "woodcut sisters" / Bumpou-do gallery
2008  "bizarre bazaar"/ galeria de muerte
2006 Three person show "open the door" / gallery ES
 
Art Fairs
2012 SUPER MARKET / Stockholm
2009 ZONA MACO / Mexico 
 
Window display
2015  "SWEET CHRISTMAS TIME" / TROPE Sangenchaya
2012 "SWEDEKKO" / Usagi pour toi Harajuku
2011  "Walpurgis Night" / Usagi pour toi Harajuku
2011  "LUMINE MEETS ART"/ Lumine Shinjuku
2011  "Voyage" / H.P.DECO Futakotamagawa
2010  "Raise Your Flag" /  H.P.FRANCE BIJOUX Omotesando for Aosando Art Fair 
 
2014-2013  Art&Food event "SUN SUN BOATCABIN" produce
http://sunsunboat.blogspot.jp/
 
Education:
2007 Tokyo National University of Fine Arts and Music, Print Making Course (wood block printing)
2005 Tokyo National University of Fine Arts and Music, Oil Painting Course
 
Published:
UN DIA / Show me the way to go home(B5 - 24 page, Mix CD) published by TRAUMARIS 2015
swedekko (A6 - 32 page & A5 - 16 page) published by galeria de muerte 2012 mexikko (A5 / 32 page full color) published by galeria de muerte 2009
Kao Katachi (A5 / 44 page) Illustrated by EKKO. Poetry by Sayako MIZUTA / self released 2009
 
 
ekko_bluesword.jpg
©EKKO

 

尾角典子 展
The Interpreter
 
2017年1月7日(土)〜1月28日(土)
オープニングレセプション  Reception for the artist
1月7日(土)18:00〜21:00
 
会場 EARTH+ GALLERY
企画 TRAUMARIS、The Interpreter, Derbyshire Tarot巡回展制作委員会
 
 
 
 
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尾角典子 展「The Interpreter」
 
会場:EARTH+ GALLERY
   〒135-0042江東区木場3-18-17 03-3630-1655
 
会期:2017年1月7日(土)〜1月28日(土)
   11:00-19:00  ※最終日は17:00まで
   休廊日 月曜
 
ダンスパフォーマンス:
日時 1月14日(土)19:00開演
出演 The Bambiest
演出・振付 菅沼伊万里
入場料 2500円(+1drink orde)
 
 
 
2015年、ロンドン在住の日本人アーティスト・尾角典子は、英国の工業都市ダービーシャーの公式プロジェクトに招聘され、古いエッチング、現地で撮影した写真などの素材をコラージュして、オリジナルのタロットカード原画とアニメーション映像を滞在制作しました。
 
英国ダービー州が、産業革命以降、工業都市として繁栄してきた歴史と、土地にまつわる伝説や物語を、コラージュ技法ならではの複雑なレイヤーで交錯させ、深い洞察に基づく作品に仕上げました。
また、タロットカードという伝統的なメディアの特質を生かし、過去の記憶や物語をもとに「多角的な見方で個人の未来を占う」という行為を通して、多様な解釈と翻訳が可能な歴史考察と人生の価値との関わりを表現しています。さらに、英国を拠点とする日本人アーティストの視点から、日本と英国の文化的差異を超えた「解釈、翻訳」に言及しているともいえます。
 
この度、尾角典子の日本国内での初めての本格的な展覧会として、東京では2017年1月の個展(EARTH+GALLERY 木場)、続いて同年2月「恵比寿映像祭2017 地域連携プログラムThe Reading展」(AL 恵比寿)において、本作を展示・上映いたします。いずれもキュレーションはアートプロデューサー・住吉智恵(TRAUMARIS)が担当します。
 
本展は、尾角典子の英国での創作活動、および英国工業都市の貴重な歴史的アーカイヴと文化的背景を紹介する機会となります。
日本人が観光でほとんど訪れる機会のない、英国の工業都市の歴史的考察と文化的背景を紹介する、これまでにないユニークな展示となることでしょう。また、同じく工業国として戦後発展を遂げてきた日本の過去・現在・未来の検証にもつながることが期待されます。
 
関連企画として、日本を拠点とするダンサー・振付家が、タロットの複雑怪奇な絵柄を「The Interpreter」として新たな解釈で読み解き、身体言語によって作品化するコンテンポラリーダンス公演を企画しています。
また会場にて「The Interpreter」タロットカード・セット、エディションプリント、前作「The Allegory of Mrs. Triangle」をモチーフとしたウエラブルオブジェ(アクセサリー)を販売いたします。
The Interpreter アニメーション動画:
 
The Allegory of Mrs. Triangle アニメーション映像:
 
 
 
2017年1月7日〜1月28日 第1期
EARTH+ GALLERY(木場) 
尾角典子個展「The Interpreter」
ダンスパフォーマンス:
1月14日(土)19:00開演
The Bambiest
入場料 2500円(+1drink order)
 
 
2017年2月14日〜2月19日 第2期
AL GALLERY(恵比寿)
恵比寿映像祭 地域連携プログラム「The Reading」展
ダンスパフォーマンス:
2月18日(土)19:00開演
岩渕貞太
入場料 2500円(1drink込)
 
 
 
 
The Interpreter is representing Okaku’s interpretation of deep observation of Derbyshire where still remains historical glimpse of industrial revolution and strong druid culture. 
Derbyshire is not a popular area for Japanese people to visit - it will be significant to introduce this new area to Japanese audience. Furthermore, since this work is about excavating personal stories. Such as ‘giving sight to the invisible’ - It will be interesting to ask the audience how they interpret the UK oriented work in their Japan oriented mind, especially the work is made by Japanese artist, living in UK. 
We also would like to involve performing arts as an extension of this work in Japan. Our plan is to invite Japan-based choreographer/dancers to represent their ways of interpretation of Okaku’s work.
 
 
The Interpreter, Derbyshire Tarot 巡回展制作委員会
代表 住吉智恵 アートプロデューサー・ライター
 
 
 
プロフィール:
 
尾角典子 Okaku Noriko
 
アーティスト。日本生まれ。ロンドン在住。
ロンドンのチェルシー大学でファインアートメディア学士、ロイヤルカレッジでアニメーション修士を学ぶ。チェルシー在学中にアニメーションの技法に出会い、以来アニメーションを基軸に作品を作り続ける。
近年、作品をモニター上で表現することにフラストレーションを感じ、モニター外でも表現できる方法に挑戦している。
創作の基本理念は「多角的なものの見方を提示する」。1つの事象にさまざまなアスペクトがあることの気づきを表現しようと試みる。特にコラージュは、オリジナルの素材の組み替えにより新たな側面を発見する手法として、自身の理念に近づけるべく試行している。
コラージュという手法との出会いからダダイズム、シュルレアリスムを知り、Max Ernestに影響を受ける。またJoseph Cornellの1つの額の中で物語を彷彿させ色々な解釈を見せる方法にオマージュを表する。
2014年、英国ダービーシャー州の公式プロジェクトとして当地に招聘され、工業都市ダービーの歴史をテーマにしたコラージュによるタロットカードの原画とアニメーション映像「The Interpreter」(2015)を制作。〈独自の解釈〉をコンセプトに、コラージュとコラージュの狭間にあり、鑑賞者の頭の中で起こる目に見えないInvisible animationを喚起したいと考えている。
 
The Interpreterを上映+展示巡回したフェスティバルリスト
 
2016: Buxton Festival, UK
Wirksworth Festival, UK
Kassel Dokfest, Germany
Underwire Film Festival, UK
Encounter Film Festival, UK
Split Film Festival, Croatia
International film Festival Oberhausen, Germany
2015: London International Animation Film Festival, UK
 
公式サイト:
 
動画サイト:
 
The Interpreter/Animate Projectsサイト:
 
 
 
推薦文:
 
 
尾角典子は、作家としての専門性、才能、技術において国際的評価があります。チェルシー大学とRCA卒業後、専門分野のアニメーションをパフォーマンス、インスタレーション、有形作品などに応用し活動を広げ、国際的な展覧会、プロジェクトなどに積極的に参加してきました。
 
彼女は常に自身の現在の作品を超えていく、非常に実験的で想像力豊かな作家です。他分野の作家と共作を行うのは、作品の境界線を打破する姿勢の表れです。作品は重要な国際映画祭で上映され受賞も多数。これは作品の完成度の高さの証明になるでしょう。
 
彼女のテーマは、想像力、記憶、無意識、鑑賞者の関わりです。独自の想像世界は作品を重ねる度に進化します。また日本文化への認識は、祖父の戦時中の日記を元にした作品などから見て取れます。
本展では「解釈」に潜む異文化間での多様な見方の可能性をテーマに「The Interpreter」を展示します。これを日本で行う事の重要性を確信します。グローバル化した現代、翻訳と解釈の問題に対する提議は有効性を持ち、その想像力は観客に衝撃を与え、魅了するでしょう。
最後に、彼女は素晴らしい真のアーティストです。
 
エディンバラ大学 現代アート・理論学部 教授
カーミニ・ヴェロディ博士
 
 
参考:
ダービーでの展示紹介
 

Noriko Okaku 

The Interpreter
27 Dec 2015 - 24 Jan 2016 at Derby QUAD

Noriko Okaku was selected for a Parts & Labour commission in partnership with Animate Projects, QUAD and D-Lab. During her three-month residency Okaku has produced a series of exciting new works inspired by the Parts & Labour theme for exhibition in QUAD’s Extra Gallery Spaces and online, alongside the Animate OPEN: Parts & Labour exhibition in QUAD Gallery.
Heavily inspired by Derbyshire’s history, myths and legend, Okaku has created a series of collage works that form a new Tarot, loaded with symbolism, intrigue and mystical imagery. Also presented is a new animation, bringing this new mythical narrative to life.
Available to watch the video on Animate projects website.


Extract images from The Interpreter, 06'29", HD, 2015


Photos from Derby QUAD


The Beginning, Paper, ink, 148x210mm in frame, 2015


Live performance with Nissa Nishikawa at FEAST, Shoreditch Church<br/ > 28th Feb 2016

 

ABOUT

NORIKO OKAKU

Born in Japan 
Work/Live in London Noriko Okaku produces work in animated video, drawing, sculpture and audio/visual live performance.
Her work in various media often retains a collage art element. 
She borrows, adopts, copies and recycles existing images to explore the diverse avenues of perception. 
Her work explores the eclecticism and mystery/strangeness underlying everyday objects and actions.

full cv here

///SOLO EXHIBITIONS///
2015 The Interpreter, QUAD, Derby, UK
2013 Kinko-Ten, flowing Karasuma, Kyoto, Japan 
2013 The Great Intruder of Memory II, Vague, Tokyo, Japan 
2013 II - Parallel, HAKOBAKA Drawing Room, Kyoto, Japan 
2011 Serpentine, Red Gallery, London. UK 
2011 The Allegory of Mrs. Triangle, HAKOBAKA Gallery, Kyoto. Japan 

///GROUP EXHIBITIONS///
2016 Detached with Sergei Sviatchenko, Eikon Gallery at MQ, Vienna. Austria
2016 ASSEMBLAGE AT FIRMDALE, London, UK
2014 Folkestone Art Fringe, Unlocking the diary, Folkestone, UK
2014 gaming gaming, Copenhagen, Denmark 2013: Pyeong Chang Biennale, Korea 
2011 W Hotel exhibition curated by Art Center Nabi, Korea
2011 Art Experiment 2011, Garage Center for Contemporary Culture, Russia 
2011 Hakono Hajimari, HAKOBAKA Gallery, Kyoto. Japan 
2011 Transform, Asifakeil/quartier21 at Museum Quartier, Vienna. Austria
2003 Strategies Against Marketecture, Temporary Contemporary Gallery, London. UK

///EDUCATION///
2003 - 2005 Royal College of Art, MA (rca) in Animation
2000 - 2003 Chelsea College of Art and Design, BA Fine Art Media

//AWARDS//
2013 Best film, Lucca Film Festival, Italy. Juried by Peter Greenaway
2011 Best Music Video Award, Ottawa International Animation Festival, Canada
2010 Best Audiovisual Performance, International Videofestival Bochum, Germany
2003 Beck’s Futures Student Prize, ICA, UK

//PUBLICATION//


The Guardian, The Guide, 12-18 Dec 2015
online article


Derby Telegraph, 27 Nov 2015


100 Japanese Motion Graphic Creators, 2012


Quotation No.4, 2009


Dazed and Confused Japan, 2002

#

 

第9回恵比寿映像祭2017 マルチプルな未来
 
地域連携プログラム
 
 
The Reading
 
三田村光土里 尾角典子
Midori Mitamura Noriko Okaku
 
 
 
会期 2月14日(火)~2月19日(日)
会場 AL
企画 住吉智恵(TRAUMARIS)
 
 
 
TRAUMARISは、今年もALとの共催により「第9回恵比寿映像祭」に地域連携プログラムとして参加いたします。今回は映像祭の総合テーマに合わせ、三田村光土里と尾角典子の二人展を企画いたします。
 
 
タイトル:
 
The Reading
 
 
自身のもとへ漂着した品々をすくいとり、独自の文脈で読み直す、都市のエアポケットからタイムスリップするようなインスタレーションで「あったかもしれない人生」を紡ぐ、三田村光土里。
 
英国の工業都市ダービーの招聘によって、古い雑誌や広告のコラージュによるタロットカードとアニメーション映像を滞在制作し、土地の歴史や伝説から物語を炙りだした、ロンドン在住の尾角典子。
 
多様な未来に向かう人生を待つ答えは1つとは限らない。
ヨーロッパと日本を拠点とする2人の作家の目を通して、未来に複数の答えが待ちうけるこの世界を複眼で読み解く。
 
 
日時:2017年2月14日(火)~2月19日(日)《6日間》
   13:00-21:00 会期中無休
 
会場:AL
   東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 1F
   TEL:03-5722-9799 http://www.al-tokyo.jp
 
入場料:500円(1drink付)
 
* 2/18(土)
 岩渕貞太 ダンスパフォーマンス ¥2500(1drink付)
 予約:info@traumaris.jp
 
企画:住吉智恵(TRAUMARIS)
 
お問合せ:info@traumaris.jp
 
 
 
 
 
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三田村光土里《Luna park》2015年
MITAMURA Midori, 映像インスタレーション 
 
 
「タイムスリップしたような退廃的な街並みの前橋。雑居ビルの踊り場に首から吊り下げられて風に揺られていたビニールのカラスが、角度を変えると命が吹き込まれたように飛んで見えた。異次元へのエアポケットが実は日常のいたるところに散りばめられているような、世界とはそういうものなのかもしれない」(三田村光土里)
 
20世紀初頭、世界中に建設されたLUNA PARK(ルナパーク)は、多くが閉鎖された後も遊園地の代名詞となっている。人は、大人も子どもも「ここでないどこか」へ旅したいと夢見て、遊園地は少しばかりのスリルやいかがわしさ、作りもののフリークスたちがひと時の非現実へ誘う。高度成長期 の西洋趣味も遊園地に似て、ここではないどこか豊かな世界へ、手っとり早く連れて行ってくれるハリボテだった。錆びついた「あのころ」が置き去りにされる街並や盛り場のネオンサイン、継ぎ接ぎに増改築された和洋折衷の家々は、記憶の中に住所 のない地域性を形作り、奇妙な心象風景が私のルナパークとなって現れる。
 
 
 
Luna Parks were built around the world at the beginning of the 20th century, and its name remains synonymous with amusement parks, even after many of the parks have closed. Children and adults alike dream of visiting a “different world”, and amusement parks call out to fans of the light thrills, the “indecent” fun, and fictional freaks of amusement parks, drawing them to a momentary world of fantasy.
Western styles became a way to instantly decorate for Japanese people were interested in the West during the period of rapid economic growth in a way that was similar to amusement parks – a means to quickly take us to a lush, different world. The streets and neon lights of the amusement district and the altered half-Japanese, half-Western houses left behind from those rusty times create a mental off-the-map locality that manifests itself as a personal Luna Park with a strange imaginary landscape. 
 
 
 
 
 
theinterpreter_still05_03323.jpg
尾角典子《The Interpreter》2015年
OKAKU Noriko, コラージュ、アニメーション映像
 
 
英国の都市ダービーの公式プロジェクトとして招聘され、滞在制作したタロットカード原画とアニメーション映像。ダービー州が産業革命以降、工業都市として繁栄してきた歴史と、土地にまつわる伝説や物語を、コラージュ技法ならではの複雑なレイヤーで交錯させ、深い洞察に基づく作品に織り上げた。また、タロットカードという伝統的なメディアの特質を生かし、過去の記憶や物語をもとに「多角的な見方で個人の未来を占う」という行為を通して、多様な解釈と翻訳が可能な歴史考察と人生の価値との関わりを表現している。さらに、英国を拠点とする日本人アーティストの視点から、日本と英国の文化的差異を超えた「解釈、翻訳」に言及している。
 
関連企画として、日本を拠点とするダンサー・振付家が、タロットの複雑怪奇な絵柄を「The Interpreter」として新たな解釈で読み解き、身体言語によって作品化するコンテンポラリーダンス公演を開催する。
 
The Interpreter/Animate Projects 公式サイト:
 
The Interpreter is representing Okaku’s interpretation of deep observation of Derbyshire where still remains historical glimpse of industrial revolution and strong druid culture. 
Derbyshire is not a popular area for Japanese people to visit - it will be significant to introduce this new area to Japanese audience. Furthermore, since this work is about excavating personal stories. Such as ‘giving sight to the invisible’ - It will be interesting to ask the audience how they interpret the UK oriented work in their Japan oriented mind, especially the work is made by Japanese artist, living in UK. 
We would like to involve performing arts as an extension of this work in Japan. Our plan is to invite Japan-based choreographer/dancers to represent their ways of interpretation of Okaku’s work.
 
 
関連展示:
尾角典子 個展「The Interpreter」
1月7日〜1月28日 EARTH+ GALLERY(木場)
 
The Bambiest ダンスパフォーマンス:
1月14日(土)19:00開演
入場料 2500円(+1drink order)
予約:info@traumaris.jp
 
 
 
 
 
 
 

 

 
 
恵比寿映像祭2016
地域連携プログラム 参加企画
 
 
 
夢にみる空家の庭の秘密
 
The Secret of the Vacant House Garden Seen in a Dream
 
 
 
 
TRAUMARISは恵比寿のギャラリー「AL」との共催により、例年に引き続き「第8回恵比寿映像祭2016」地域連携プロジェクトに参加いたします。映像祭の総合テーマ「動いている庭」と連動した企画展示と、ダンサー・アーティスト川口隆夫によるパフォーマンス公演「Slow Body」を開催します。
 
 
 
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@sai
 
 
 
 
夢にみる空家の庭の秘密
 
The Secret of the Vacant House Garden Seen in a Dream
 
 
展示会期:
2016年2月12日(金)〜2月14日(日)
OPEN 13:00〜21:00
入場料 ¥500(1D付き)
 
レセプションパーティ
2月13日(土)18:00〜20:00
 
 
企画・主催
住吉智恵(TRAUMARIS アートプロデューサー)
 
 
共催・会場:
AL
〒1500022 東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 1F
TEL:03-5722-9799
 
 
構成:
パフォーマンス
川口隆夫「Slow Body」
2月12日(金)20:30開演
入場料 2500円(1ドリンク付き)
予約:info@traumaris.jp
 
展示
青木美歌(アーティスト)
sai(フォトグラファー) 
山本修路(アーティスト・造園家)
 
 
● 本企画についてのお問合せ
 
info@traumaris.jp
 
 
 
 
企画主旨:
 
庭は動いている宇宙だ。 
 
高校・大学時代に庭園史に興味をもったきっかけは「去年マリエンバードで」「美女と野獣」「英国式庭園殺人事件」など、その頃かぶれていたヨーロッパの前衛的な映画だった。
ヨーロッパの庭園建築は、イタリア・ルネサンスのテラス式庭園、絶対王政時代のフランス式整型庭園、18世紀の英国式回遊庭園、といった様式の変遷のなかで、常に人々にキリスト教的宇宙観を啓蒙するメディアであり、楽園の象徴だった。
カトリックの学校で荘厳な教会建築に親しんでいた自分にとって、半ば外界に開かれ、創造主の造った完全無欠の自然に対峙し、人智を尽くしてユートピアを再現しようとした造園家たちのそのチャレンジ精神に強く惹きつけられたのかもしれない。
 
庭に惹かれた記憶はさらに幼少期に遡る。
猫の額ほどの世田谷の実家の庭は、鹿威しや蹲い、灯籠が設えられ、松や紅梅、寒椿、沈丁花、ヤツデ、アオキなどが鬱蒼と茂り、陽のあまり入らない暗くじめじめした和風の坪庭であった。
緑苔に覆われた固い地面の下で這いまわるミミズやナメクジ、ダンゴムシ。生き物のような繊毛の生えた渦巻きの新芽を出す羊歯。ボウフラがわきアメンボがとまる小さな添水。かちかちの地表を突き破ってほっそりとした茎をのばすヒメシャガや鈴蘭などの可憐な草花。
そこかしこに生命がひそみ、蠢いているさま。植物や小動物、昆虫、微生物たちの織り成す、目に見えない矮小な生態系が、限られた環境のなかで息づいているさま。それが原風景としての「庭」のイメージだ。
やがて高校時代、手にとった萩原朔太郎の詩集「青猫」のなかで、一編の詩「夢にみる空家の庭の秘密」に出合う。そこには、子どもの時分から一人遊びのきわめて個人的な小宇宙であり、繰り返し夢にまで現れた庭の情景がそっくりに描写されていた。
 
次に心惹かれた庭は英国にあり、辿り着けていない。
映画監督デレク・ジャーマンは、英国の海岸地帯ダンジェネスで、原子力発電所周辺の貧しい土壌の地にぽつねんと建つ漁師小屋に引きつけられ、それを買い取る。少年時代から庭仕事に精通していた彼は、HIV/AIDSで日ごとに衰弱する肉体から微かに残る胆力を絞り出すように、その庭に荒れ地でも育つ生命力の強い植物を植え、海岸で拾った鉱物やガラクタでストーンサークルを組みあげていく。
写真集「デレク・ジャーマンズ ガーデン」は特別な本だ。
すかすかに乾いた険しい大地に宿る命を精いっぱい吸いあげようとする営みと、茫洋とした風景に息づく無骨に捩じれた灌木やたくましい草花に、今でも頁を繰るごとに強く心を動かされる。
 
ベランダガーデニングにも手を染めたが、腐葉土を注入されてふかふかに心地よく設えられた花壇やプランターにはないものを求めていた。近年流行も粋を極めたのか、低温低湿に強い多肉植物や地味な高山植物を育てる歓びを知った人が多いと聞く。それならば、かねてより夢に現れ、遠く英国に思いをはせたあの庭を再現できるかもしれない。
本展では、生き物にとって厳しい自然環境、限定された空間と条件のなかで生命力を凝縮し、培養することの可能な庭のイメージを、多様なアーティストの表現と共に掬いあげる。
 
造園家でもあり、青森県の奥入瀬渓流や津軽などの生態系からさまざまな自然現象を抽出し、作品化する活動を続けるアーティスト、山本修路。
 
「地球の外庭」ともいえるアイスランドの荒涼とした自然に、自身の立ち位置とサウダージの拠りどころを見出したフォトグラファー、sai。
 
並行世界から現れた有機体のような、冬の最初の霜柱の精を思わせる、頑なで凛と澄んだ佇まいのガラス彫刻をつくりつづけるアーティスト、青木美歌。
 
そして、ダンスとも演劇とも割り切れない、モノローグ的な独特のパフォーマンスにより自身の生き様を表現してきた川口隆夫が、2013年に続いて恵比寿映像祭に登場する。彼はかつてデレク・ジャーマン監督『クロマ』の共訳のため、ダンジェネスの庭を訪れている。
 
本企画では、作家たちの表現を借りて、さまざまな自然の様相と、植物・鉱物・動物の関係性に注目する。人智を尽くしてユートピア像を具現化しようとした庭園史を紐解きながら「新しい庭」の姿をおぼろげにでも想像することができればと考えている。
 
 
住吉智恵
TRAUMARIS主宰。アートプロデューサー、ライター
 
 
 
プロフィール
 
 
 
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青木美歌  Mika Aoki
 
 
 
2006年 武蔵野美術大学 / 工芸工業デザイン科ガラス専攻卒業
 
個展
2010 SICFグランプリ受賞者展(スパイラルショウケース/青山)
    個展(PLSMIS /青山)
2009 個展(もりもとアートギャラリー /銀座)
    個展(日比谷パティオ /日比谷)
2008 個展(savoir vivre /六本木)
2007 個展(09ʼ/ mitateギャラリー /西麻布)
 
グループ展
2015  YOUNG & LOVING2015 (S12ギャラリー /ノルウェー)
2015  Within Light/Inside Glass (ヴェネチア)
2014  BIWAKO ビエンナーレ (近江八幡)
    高島屋幻想博物館展(高島屋美術画廊)
2013  COLLECT (Saatchi Gallery /ロンドン)
2013  FROM THE KILN-窯の中から- (スパイラルガーデン/青山)
2012  六本木アートナイト(六本木ヒルズ)
    BIWAKO ビエンナーレ (ʼ12 ʼ14 / 近江八幡)
2012  ISETAN 彩り祭(新宿伊勢丹)
2010  BIWAKO ビエンナーレ (近江八幡)
2010  手数系 (AKIgallery/ 台北)
2010  夜の庭展(59RIVORI-AFTERSQAT/Paris)
2009  アートフェア東京 (ʼ10 )
2009  丸沼芸術の森展(09ʼ~15ʼ / 埼玉)
2009  シブヤスタイル展(渋谷SEIBU)
2008  第11回岡本太郎現代芸術賞展(川崎市岡本太郎美術館)
2007  Born In HOKKAIDO 展 (北海道近代美術館)
 
パブリックアート
2011  太田記念病院エントランス
 
コレクション 
高橋コレクション
 
主な仕事
2014  Kashiwa Daisuke CDジャケット
2012  ELTTOB TEP ISSEI MIYAKE ウィンドウディスプレイ
2010  村上龍 単行本「歌うクジラ」表紙
2010  石井竜也コンサート 舞台美術
2008  LUNA SEAベストアルバムジャケット
2007  YOSSY LITTLE NOISE WEAVER アルバムジャケット
 
賞歴
2010  SICFグランプリ(青山スパイラル)
2008  第11回岡本太郎現代美術展入選
2006  Jeans Factory Art Award 準グランプリ
2006  武蔵野美術大学卒業制作優秀賞
 
 
 
 
 
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photo by bozzo
 
 
 
川口隆夫  Takao Kawaguchi
 
 
大学時代よりパントマイムを基礎としたムーブメントシアターのテクニック、<ミーム>を学ぶ。その期間、テキストベースの芝居からパフォーマンスアートやダンスなど、幅広く数多くのプロジェクトに参加する。その後、スペイン留学を経て、1990年よりダンスカンパニーATA DANCEを吉福敦子と共同で主宰し、多くのダンス作品を発表。1996年から2008年までパフォーマンスグループ「ダムタイプ」に参加、『OR』、『メモランダム』、『ヴォヤージュ』に出演する。
並行して2000年以降はソロを中心に、演劇・ダンス・映像・美術をまたぐ舞台パフォーマンスの幅広い可能性を探求。まさに「パフォーマンスとしか言いようのない(朝日新聞評2005年3月12日、評論家・石井達朗氏)」作品を発表している。主な作品に『ディケノヴェス』(2003)、『D.D.D.』(2004)、『TABLEMIND』(2006)、『グッド・ラック』(2008)などがある。
照明デザイナー藤本隆行(ダムタイプ)、ダンサーの白井剛、音楽の真鍋大度らと『true―本当のこと』(2007)を共同制作、現在も国内外で上演を重ねている。
近作に『病める舞姫をテクストに―二つのソロダンス』(共演:田辺知美、大野一雄フェスティバル 2012)、『大野一雄について』(大野一雄フェスティバル 2013)、『他者の手 Touch of the Other』(2014/2015)。
2008年より「自分について語る」をテーマにしたソロパフォーマンスシリーズ『a perfect life』を、シカゴ(2008)、隅田川(2008)、青山(2009)、日暮里(2009)と継続的に展開。Vol.6「沖縄から東京へ」で第5回恵比寿映像祭(東京都写真美術館、2013)に参加した。
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のディレクター(1996〜99)、イギリス実験映画監督デレク・ジャーマンの『クロマ』共訳(03 アップリンク)、短編映画『KINGYO』(エドモンド楊監督、09ヴェネチア映画祭正式招待作品)に出演するなど、その活動は多岐にわたる。
 
 
 
 
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©sai
 
 
 
sai
 
 
フォトグラファー。武蔵野美術大学造形デザイン科大学院修了。
グラフィックデザイナーを経て独学で写真を始める。雑誌、広告等、アーティストポートレイト、写真集などの分野で活動。テレビCM、ミュージックPVなどの映像カメラマン、映像監督も手がける。プライベートワークではランドスケープや植物を中心にした作品を発表。雑誌「CREA」にアイスランドの写真とエッセイを寄稿。
 
個展
2014 「ポートレイト」/恵比寿 ABG 
2010  surroundings「小さな死」/ 青山 PLSMIS
2009 「途切れることのないおとのつらなり」/ 未来画廊 
2008 「ヨルノイロ」/ MAIZON GODNARSKI daikanyama 
2007 「ヨルノオト phoneme 」/ clementsalon*workshop 
2005 「surroundings」/ up field gallery 
2001 「a portrait in valuable parts」/ Axis gallery Annex Roppongi 
 
グループ展
2011 Suntory マッカランハイボール SPARKLING MOMENT ! 映像展 / 
    渋谷sunday issue 
2008 Vu per sai-le jardin blanc / MAIZON GODNARSKI daikanyama 
2008 内在するもの エロス的表現 / up field gallery 
2002 都市におけるロールプレイング / TN probe gallery
 
仕事
映像(監督・撮影)、広告、雑誌、web、写真集など多数
 
伊豆大島プロジェクト
saiphotobook
 
 
 
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Forest of Seedling (37 spruce) / 実生の森 (37本のトウヒ)2011年  石、土、苔、実生 他
 
 
 
 
山本 修路  Shuji Yamamoto
 
 
1979年 東京都生まれ。
2005年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。
 
個展 
2014 「酒プロジェクト」island Japan、東京
2012 「Forest of Seedling」island Japan、東京
2011 「Story of Forest」十和田街なかギャラリー、青森
2008 「松景 其之貳」ラディウム・レントゲンヴェルケAG、東京
2007 「PINES」PHギャラリー、ニューヨーク
    「松 from lammfromm」ラムフロム、東京
2005 「松景」ヴァイスフェルト・レントゲンヴェルケ、東京
    「松景」絵馬、東京
 
主なグループ展
2014 「そらいろユートピア」十和田市現代美術館、青森
2013 「SURVIVE-この惑星の、時間旅行へ-」十和田市現代美術館他、青森
    「flowers」十和田市現代美術館、青森
    「超訳 びじゅつの学校」十和田市現代美術館、青森
2012 「Arts Towada 奥入瀬プロジェクト」焼山エリア、青森
    「Parallel Waves」RED ELATION GALLERY、香港
    「広重の旅-日常の中の遠い場所-」蔦屋書店2号館、東京
2011 「NEXT - TWS10年!」TWS渋谷、東京
    「GOOD NIGHT MIHOKANNO」3331Arts Chiyoda/アキバタマビ  
     21、東京
2009  「自宅から美術館へ:田中恒子コレクション展」和歌山県立近代美術   
     館、和歌山
    「Hello! MIHOKANNO」TWS渋谷、東京
2008 「Vrishaba through Mithuna」ヒロミヨシイ、東京
2006 「Landschaft」ヴァイスフェルト・レントゲンヴェルケ、東京
 
パブリック・コレクション
2008 十和田市現代美術館、青森
 
レジデンスプログラム
2011 サーリレジデンス、フィンランド
 
 
 
 
萩原朔太郎  
 
夢にみる空家の庭の秘密(『青猫』より) 
 
 
その空家の庭に生えこむものは松の木の類 
 
びはの木 桃の木 まきの木 さざんか さくらの類 
 
さかんな樹木 あたりにひろがる樹木の枝 
 
またそのむらがる枝の葉かげに ぞくぞくと繁茂するところの植物 
 
およそ しだ わらび ぜんまい もうせんごけの類
 
地べたいちめんに重なりあつて這ひまはる 
 
それら青いものの 生命いのち それら青いもののさかんな生活
 
その空家の庭はいつも植物の日影になつて薄暗い 
 
ただかすかにながれるものは一筋の小川のみづ 
 
夜も晝もさよさよと悲しくひくくながれる水の音 
 
またじめじめとした垣根のあたり 
 
なめくぢ へび かへる とかげ類のぬたぬたとした氣味わるいすがたをみる。 
 
さうしてこの幽邃(ゆうすい)な世界のうへに
 
夜よるは青じろい月の光がてらしてゐる 
 
月の光は前栽の植込からしつとりとながれこむ。 
 
あはれにしめやかな この深夜のふけてゆく思ひに心をかたむけ
 
わたしの心は垣根にもたれて横笛を吹きすさぶ 
 
ああ このいろいろのもののかくされた祕密の生活
 
かぎりなく美しい影と 不思議なすがたの重なりあふところの世界
 
月光の中にうかびいづる 
 
羊齒しだ わらび 松の木の枝 
 
なめくぢ へび とかげ類の無氣味な生活 
 
ああ わたしの夢によくみる このひと住まぬ空家の庭の祕密と 
 
いつもその謎のとけやらぬおもむき深き幽邃のなつかしさよ。
 
 

EXHIBITION

恵比寿映像祭2020 地域連携プログラム「遠い時間、近い時間 ーAokid 加藤立 小林エリカ」
恵比寿映像祭2019地域連携プログラム「The Grateful (to) Dead うつゆみこ 南風食堂 田中麻記子」
恵比寿映像祭2018地域連携プログラム「Out of Sinkng 秋山さやか 荒木悠 荒井美波」
7/8-23 青山健一展「ペタペタ」EARTH+GALLERY
IT'S JUST LOVE ソフィ・エブラード KG+
WITCHES 魔女たち ―伊藤桂司 小町渉 EKKO コラージュ展
尾角典子 The Interpreter 展
恵比寿映像祭2017地域連携プログラム「The Reading -三田村光土里 尾角典子」
恵比寿映像祭2016地域連携プログラム「夢にみる空き家の庭の秘密」展
今後の活動について/アーカイブ書籍ファンディング
終了 eje 展 @寺田倉庫 T-Art Gallery
終了 本間純「無名の国 Unnamed country」
終了 EKKO「UN DIA」展
終了4/29-5/6 石井孝典「唄めぐり」展
終了 3/18~22 eje おとゆ・ものおと 今年も
終了3/26〜 鉄秀「肉躍る画」
終了 2/18〜 加藤立展 TODAY
終了12/17〜片山真理 展 you're mine
終了 池田光宏展 Blue Moment
終了 木村了子展「化身 ― be your animal」
終了 川上和歌子「赤い風船 白いコロナ」
終了 川内倫子×NOMA t.d.
終了 石井宏史 展 BREAKING NEWS
終了 笠原出展「ふわりんぼ / トリートメント」
終了 宮川ひかる展「Fleshing」
終了 ポール・マッカートニー来日記念「Something(You Know About The Beatles)」展
終了 メガネ展「ヘルシー・セクシー・ビューティー」
終了 武田陽介展「Stay Gold: Two Walls」
終了 第6回恵比寿映像祭 地域連携プログラム 関本幸治 展「羽のない妖精」
終了 荒井美波展 Trace of Writing