2015年1月アーカイブ

 

 

片山真理展 関連イベント
 
倉地久美夫 ソロライヴ
in “you're mine”
 
 
2月8日(日)
 
14:00開場
14:30開演 
 
2300円+1drink order
 
 
展示作家・片山真理が、
かねてより熱烈なファンを自認する音楽家、倉地久美夫さんが
福岡からとんぼ返りでソロ公演に来て下さいます。
片山も喜んで小躍りしています♬
めったにない機会です、おみのがしなく!
 
 
recommend:
 
福岡県在住のマイペースすぎるシンガーソングライター、
倉地久美夫さんのソロライブです。
片山真理さんが大ファンということで実現しました。
 
歌、ギター、朗読。
詩、曲、絵。
と、幅広い表現で活躍中の現役サラリーマン音楽家。
ギターを弾いて歌っている姿は踊りにも見えてきます。
 
倉地久美夫さんを追った富永昌敬監督のドキュメンタリー映画
「庭にお願い」のキャッチコピー「天才だからしょうがない」とは、
菊地成孔さんのお言葉。
天才とは何か。説明不能の刹那を、この機会にどうぞご体感下さい。
 
沢山の人が新たに倉地さんに出会い、
あのよくわからない素敵な力を感じて頂けたらと思います。
 
(鉄割アルバトロスケット制作 松島さとみ)
 
 
 
倉地久美夫  Kumio Kurachi
 
1964年、福岡県生まれ。高校時代から多重録音による音楽製作を始める。83年に上京し、混声合唱団や身体パフォーマンスのイベント、映像・ダンスとのセッションなどに参加。84年、自主制作作品が雑誌『ビックリハウス』で鈴木慶一氏の評価を得て、後に『ビックリ水族館』に収録される。86年より弾き語りを始め、87年には自身のグループ「アジャ・クレヨンズ」を結成。91年に帰郷、その後は東京と福岡の2都市を足場に音楽活動を続ける。現在までに6枚のアルバムを発表。共演したミュージシャンも多数にのぼるが、特に90年代半ばから断続的に続けている菊地成孔、外山明とのトリオには定評がある。2002年、第2回「詩のボクシング」全国大会で優勝。09年、RKB毎日放送制作のドキュメンタリー「クラチ課長 凡な日常の非凡」が放送される。2011年には冨永昌敬監督が手掛けたドキュメンタリー映画『庭にお願い』公開。2014年ニューアルバム『いいえ、とんでもございません』をリリース。 
倉地久美夫HP
http://hirunohikari.com/kurachikumio.html
 
 
企画協力:松島さとみ(鉄割アルバトロスケット)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
第7回恵比寿映像祭 地域連携プログラム
 
加藤 立 展
TODAY
 
 
2月18日(水)〜3月15日(日)
 
恵比寿映像祭 公式レセプション:
2月26日(木) 恵比寿ガーデンホールほか(招待者のみ)
 
NADiffビル 合同オープニング:
2月28日(土)18:00〜22:00 (どなたでもご参加頂けます)
 
 
 
 
 
TODAY-2.jpg
「TODAY」2014年
 
 
 
 
TRAUMARIS|SPACEでは今年も恵比寿映像祭地域連携プログラムに参加いたします。
 
現実世界に一歩離れたクールな視点でアプローチする、ミニマムでコンセプチュアルな作品を制作し続ける新進作家、加藤立(1979年生まれ)の個展を開催します。
 
本展では、MIDTOWN AWARD 2014 アートコンペで準グランプリを受賞した写真の連作『TODAY』、スパイラルSICF12・南條史生賞受賞者展示にて発表した氷の彫刻『A NEW DAY』、さらに、目を閉じて日常の行為を行う人の手と足を捉えた新作映像を発表します。
 
加藤立は、CMやTVなどの映像の美術セットを制作するスタジオを営みながら、自身の作品制作を続けています。周辺の事物や行為からコンセプトを得た、ミニマムでささやかながら、怜悧で、ときにとぼけたユーモアが漂う作品は、一度目にすれば忘れられないくっきりとした印象を残していきます。
 
スパイラルSICF12・南條史生賞の受賞者展示で発表した作品は、毎日設置され、1日の時間と共に溶けていく「A NEW DAY」と書かれた氷のオブジェでした。
このように「自然の持つ力強さをそのまま見せる作品」(加藤)は、このほか、波打ち際にイルミネーションランプを放置して波の形を保存する『illumination land』、始発の電車にレッドカーペットのロールを置き、電車が動き出すとカーペットが敷かれていく様子を撮った『red carpet』などがあります。
 
また『toys』は、3人の息子たちのおもちゃを木製とプラスチック製のものに仕分ける、という「何か心にひっかかった出来事をノートに書き留めるような作品」(加藤)です。
『block』『like a diamond』では、「野菜を切る」「リンゴの皮をむく」という当たり前の行為を微妙に逸脱させ、「野菜を積み木にする」「リンゴをダイヤモンドのかたちにむく」というように、日常の世界に〈何かの役に立つという必然〉から一歩離れた、ささやかな美しさを見いだしています。
 
MIDTOWN AWARD 2014 アートコンペで準グランプリを受賞した『TODAY』では、日々の移動のなかで目にした車のナンバーをメモをとるように撮影し、展示会期中、毎朝同じ時間に、その日の日付けと同じナンバーの車の写真を設置しにいく、という作品。本展でも、季節感も考慮して撮影された写真が毎日たゆまず設置されます。
 
また新作の映像は、「包丁を使う」「ビールを注ぐ」といった日頃慣れ親しんだ行為を、目を閉じて行う人の手と足をフラットに捉えた作品となります。YouTubeなどでよく見かけるマニュアルや手ほどきの映像と一見似通っていますが、その仕草に潜む迷いや怖れといった微細な心理状態を受け取るとき、観る者が新たな感覚を得ることを予想しています。
 
作家は、大学で建築を学んだのち「毎年すこしずつすこしずつ脱線していった」と言います。フランシス・アリスに影響をうけたという彼は、あるコンセプトをもって行われた、社会にとって無意味な行為の軌跡が残す、ちいさな「気づき」や「おどろき」「美しさ」を、詩的な表現で記録していきます。コンセプチュアルアート特有のやや暴力的な放置プレイに戸惑いを覚えるオーディエンスにも、加藤の作品世界のもつ〈クールな親近感〉と〈切れ味のいい脱力感〉は、爽やかでありながら心に引っかかる、割り切れない感情を残していくはずです。
 
 
アートプロデューサー/ライター
住吉 智恵
 
 
 
 
 
A NEW DAY-2.jpg
「A NEW DAY」 2012年
 
 
 
 
プロフィール
 
加藤 立  kato ryu
 
http://www.ryukato.com/
 
1979年 愛知県生まれ
2003年 東京芸術大学美術学部建築科卒
東京在住
 
主な展示:
グループ・企画展
2011年 中之条ビエンナーレ2011
2012年 水と土の芸術祭2012
     スパイラルSICF12・南條史生賞 受賞者展示
 
受賞歴:
2010年 第5回タグボートアワード タカイシイ賞
2011年 SICF12 南條史生賞
2014年 MIDTOWN AWARD 2014 アートコンペ 準グランプリ
 
 
 
会場:
 
TRAUMARIS|SPACE
渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff apart 3F
TEL 03-6408-5522 
 
開館時間 水〜土 13:00 - 24:00  日曜 14:00-22:00
(カフェ営業は18:00から)
定休日:月・火
 
URL:http://www.traumaris.jp/ 
問合せ:info@traumaris.jp
 
 
参考作品
 
 
 
block.jpg
「block」 2010年
 
 
 
like a diamond.jpg
「like a diamond」 2009年
 
 
 
 
toys.jpg
「toys」 2009年
 
 
 
 
illumination land-1.jpg
「illumination land」 2007年