eje ものおと/ 音溶け 展
TRAUMARIS|SPACE
SUNDAY ISSUE
共催
第1会場:
5月5日(土)〜5月6日(日)
5月4日(金)オープニングレセプション
SUNDAY ISSUE
渋谷区渋谷1-17-1 美竹野村ビル2F 03-3797-1288
URL: http://www.sunday-issue.com/
第2会場:
5月3日(木)〜5月13日(日)
TRAUMARIS|SPACE
渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff APART 3F
03-6408-5522
http://www.traumaris.jp
16:00~24:00(日曜14:00~22:00)月曜定休
様々な事物を音で繋ぐことを模索するアートユニット「eje」の
2010年発表の「音溶け」と、それに続く新作「ものおと」を
SUNDAY ISSUE(渋谷)とTRAUMARIS(恵比寿)の共同開催でご紹介します。
会期中に、映像と、音楽と、お茶のおもてなしの
パフォーマンス「音溶け」を行います。(要予約)
日時:5月5日(土) 15:00/19:00 @SUNDAY ISSUE
5月6日(日) 15:00/19:00 @SUNDAY ISSUE
5月12日(土) 15:00/19:00 @TRAUMARIS
5月13日(日) 15:00/19:00 @TRAUMARIS
お代:1500円(1ドリンク込み)
定員:各回10名(うち2組は2人用蚊帳)
*ご予約の際には
1)日にち 2)時間(15時あるいは19時) 2)1人用蚊帳あるいは2人用蚊帳
のご希望をかならずお伝えください。
音楽を携えて外へ出かけたとき、
いつもの町並みが、いつもの空が、映画の一場面のように
あざやかに映って、涙ぐんだことはありませんか?
ejeの作品づくりは「この世の物事はすべて、
そのものだけでは虚ろな皮相に過ぎないのではないか」
という疑問から始まります。
彼らはその皮相同士を結び、無意識下に潜む記憶や感情を
紡ぐことに最も適したメディアを「音楽」と考えます。
「音溶け」では、
外界とのあいまいな皮膜としての蚊帳のなかで
映像と音楽のうつろいと共に、お茶の小宇宙を漂います。
「ものおと」では、
ありふれた日用品のなつかしい感触と、
その固有の音楽が、よりダイレクトに脳裏に注入されます。
極めてパーソナルな「音溶け」と「ものおと」の体験は、
眠っていた感情や記憶を、水にひたすように甦らせ、
ずっと前からそこに存在するような錯覚さえもたらします。
密やかで、親密な驚きに満たされる、そのひとときは
目の前の世界をふしぎな色あいに変化させ、
それはたった1つでありながら、1人1人にゆきわたります。
TRAUMARIS アートプロデューサー・ライター
住吉智恵
eje 「音溶け」
五感から染みわたり、浮遊しながら溶けていくなにか。
それらは境目をうしない、自分自身も溶けていくような
まどろみに引き込まれていきます。
考えることをわすれて、感じながら味わう。
「音溶け」は新しいひとときを与えるアートだと思います。
三田村光土里(アーティスト)
茶道は限りなく完成形に近い様式美をもちながらも、
無限の可能性を秘めた総合芸術といわれます。
形式を超えて、新しいこころみをおそれず、
軽やかに枠組みをはずしてきたことが、
自由な発見をもたらしてきたことも知られています。
「音溶け」もまた1つの形式にカテゴライズするのが
むずかしく、またそれがみずみずしい作品です。
お茶のもてなしの一連の時間の流れのなかに
そのとき、その人だけの、心映えの風景が見えてくる。
それが「音溶け」の、たどり着きたい場所です。
スペースに吊った薄い蚊帳のなかで
各回10名(組)の方だけが体験するひそやかな風景。
気になった方はどうぞおためしになってください。
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{音溶け}
あなたには、あなたの蚊帳に入っていただきます
そこに1杯のお茶が注がれ、茶葉は徐々に染み出します
でもね
染み出したのはほんとうにお茶だけかしら?
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eje (エヘ)とは
人は、いつも見ている空にも、
音楽を付けただけで涙することがあるそうです。
という事は、ある事物は、
それ単体ではまだ皮相にすぎないのではないか?
その関係性を見いだした体験者の感情こそが本質ではないか。
ejeとは「軸」を意味します。
空と音楽の関係性を体験した体験者の感情こそが軸であり、
空はただの皮相に過ぎない。
私たちejeは、作品ではなく
体験者の感情を軸として試行していきます。
http://www.e-j-e.com/